"行ってらっしゃい"と言えた日




行かなくちゃ


約半年分の"行かないで"を、横浜アリーナに置いて行けたみたいです。

行ってらっしゃい、待ってます。
それと、待たせてくれてありがとう。
そう、本音で笑って言える。



6/21まで、私は2番以降を聴きませんでした。聴けませんでした。

あの日、横浜アリーナで聴いた時の記憶。
いくら泣いても絶対に目を離したくない、そう決意していたはずなのに、どうしようもなくなって顔を覆って必死に声を抑えていた瞬間が何度もありました。

初めて聴く2番。
そして、転調後。



公演が終わってから、私は、心から行ってらっしゃいと言えるようになっていました。
あんなに6/21が過ぎてからが不安だったのに、きっと大丈夫だと思ってしまったんです。
大好きだという気持ちはそのまま、嫌だ行かないでの気持ちはそっと横浜アリーナのあの場所に置いてこれた。
無限なんてないけれど、それでもきっと私はこれからも竹内朱莉さんのことが大好きだ。
根拠は何一つないのに確信しています。


6/23、行かなくちゃのMVをみました。

映像のほとんどが笑顔で。
youtubeのメイキングを見たときに思わずコメントしてしまったけれど、やっぱりどこまでも痛いくらいに鮮やかな青空と太陽が似合う人だなって。

タオルを目から離せない程泣いて、崩れ落ちるギリギリで脇目も振らず泣き喚いてしまいそうになったあの6/21の記憶でも、頭に浮かぶのは笑顔。あの明るい笑顔。
この映像には私が竹内朱莉さんのことを好きな理由が溢れてる。

それと、その週の土日に、発表の日から勇気がなくてタイミングを逃して見られなかった昨年行われた武道館のBlu-rayを見ました。
寂しい、大好き、そんな気持ちで泣くことはあるけど、もう、嫌だ行かないでと縋る気持ちは置いて来れたんだと確信して。
まとめて見られる時間がなくて、まだ横アリの中継は見られてないけれど、きっとこっちでも縋って泣くことはない。

嬉しい。
薄情だろうけど、あとは、これからの竹内朱莉さんを好きでいる、それだけでいられるから。


推しが卒業した寂しさを他のグループで埋めることができてしまう。そしてそのルートに行ったヲタクはそれを無限ループし、永遠にハロヲタとなる。

そんな内容のツイートを見かけて、私がハロヲタになれない理由を悟りました。
でも、私にとってはそれが幸せなのかもしれない。
言葉を借りれば、何をもってしても穴は埋められなくて、たった1人でしか埋められないから。
薄情なんですよ、私は。

でも仕方ないんじゃないかな。
初めて行ったライブが桃源郷で、何故か、何故かはわからないけれど、4曲目「乙女の逆襲」、"ぬけがけは許さないって"の声の響きに圧倒されて。その記憶だけ、異様にはっきりと覚えているんです。
初めてで、楽しみで。だからこそ記憶なんて長く覚えていないはず。それに、一番初めに失われる記憶は声だと言われているはず。
なのに、覚えているんです。
低音がエフェクトがかっているように響いて、高音は気持ちよくスコーンと届いて、まっすぐ響いてくるのに耳に痛くない。聴き心地が良いってこのことを言うのかな、なんて漠然と思いました。



そんな思い出が、大切にしまっておきたい宝物が、好きになってから信じられないくらい増えました。

できることならずっと仕舞っておきたい、忘れたくない記憶。



昔の自分ではありえない早さで決断し入ったファンクラブと、それで取ったチケットで日本武道館公演。初めて行った女性アイドルのコンサート。

そこから私の全てが始まったのかもしれない、初めて行ったバースデーイベント。

初めて新幹線のチケットを自分で買って、遠征した日。


嫌いだったはずの夏が好きになった去年。

6/21、天までもが彼女を愛しているかのように、痛いくらいの青空と白い雲が空を彩っていたこと。

そして、横アリを埋め尽くす青い光の一員になれたこと。


忘れっぽいはずなのに、その日見た景色を今でも覚えています。



好きだと思うことがどんどん増えてしまって、この感情の留め方がわからなくなることもあるんです。
だから、私はここを独り言の置き場としてこれからも使っていこうと思います。



こんなことを書き記してから数日後、竹内朱莉さんがTwitterを開設されました。

信じてないなんてことは一切なかったけれど、それでもTwitter開設してくれたことで本当にこれからも私たちの前に出てきてくれるんだって思ってしまって。
どうか、ブログとかインスタみたいに好きな時に好きなだけ更新してほしい。
でも、今まで以上にお写真の供給がなくなると思うので気が向いた時に自撮りしていただけると非常に嬉しいな、なんて勝手に思っているんですが。
思い出した仕方ないあげてやるか位の気持ちでいいのでなにとぞなにとぞ…という気持ちです。


そして、書真集発売が決まったことについて少しだけ。
紙媒体というのは、自分が何かやらかしたりなくしたりしない限り、保存状態が悪くなければ半永久的に存在するものなんだと思っています。
だから、私は電子書籍とかがあってもできれば紙媒体が欲しいなって思ってしまう人です。

煌々舞踊の図録、写真集、そして書真集、この3つが紙媒体で手に入って自分の手元にあるのがたまらなく嬉しいんですよね。
動いていく時間の中、今が、未来が一番素敵なのは分かりきっています。
でも、それが今後過去になってしまうとしても、それでも煌めいている一瞬の美しさや愛おしさ、少しの刹那さを閉じ込めたものの輝きに魅了されてしまうんです。


瞬間を閉じ込めた素敵な煌めきは、私の中で宝物として大事に大事にしまっておくけれど、きっと今後の思い出とか記憶とかは別の箱にそっとしまわれて、もう一つの宝物になっていくんじゃないかな、なんて。


そう思っている間にも、ステージに戻ってきてくれる日が発表されて。
もう一つの宝箱がいっぱいになる日も、そう遠くはないのかもしれないですね。


本当に好きになれてよかったな。
きっと、そう思う度にある程度纏めた独り言を置きにくると思います。

それを拾い上げて、読んでくださる方がいるとしたら、目一杯の感謝の気持ちを持っていることだけは伝えたいです。
ありがとうございます。

これからも独り言を置きにこられますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?