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バボのキママな日 #99 『理性と本能の狭間で揺れていたい。』

第99回の記事を書くのは実は2回目である。昨日記事を更新しようと思ったら家のwi-fiが不調になり書いていた記事がアップロードできずに消えてしまった。しかも家をすぐに出なければいけなかった為に書き直すこともできなかったし、ネタも腐りやすいモノだったので止むを得ずに落とした。いわゆる"ヤムオチ"だ。ちなみに書いていたことはMemorial Day(戦没将兵追悼記念日)についてと、祝日なのでバンドでBBQをしに行くと云うことだった(だから家を出なきゃいけなかったしネタも腐りやすかった)。

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相方が無事に日本に帰国してロシアレポートを書いている。僕も興味深く読んでいる。あいつの手書きの字を見るのは少し久しぶりだ。ロシアであいつが感じたことを此れからどうやって昇華していくのか楽しみだ。

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"初期衝動を大事にするスタイル"とルサンチメンで昔からよく云ってきた。今でもそれを大切にしているし、最近改めて深く考え直したりもしている。初期衝動とはつまり"理性的な論理を超えた本能的な欲求"な気がする。昨日BBQをした際にバンドのドラマーMikeの姪っ子(2歳になりかけ)と遊んでいたのだけれど、幼児は特に初期衝動に溢れていてすごく影響を受けられた。"2歳児から影響を受けた"なんて云うと”は?ロリコンか?”となる人もいるかも知れないけれど、こどもをバカにしてはいけない(あと僕はこどもは好きだけどロリコンではない)。こどもは経験と知識がないだけで知性と感性には溢れている。姪っ子ちゃんも彼女にとっての"新しいこと"に常に興味津々で僕が何かをするたびにそれをじーっと見つめてたくさん考えているように見えた。僕とボールで遊んでいた時も僕がボールの転がし方を教えてあげると大はしゃぎでそれに夢中になっていた。此れこそが初期衝動だなと思った。遊びの本質と云うか、普遍性というか、ホイジンガホモ・ルーデンスを数年前に読んだ時に思ったことを改めて感じた。話が脱線するけどこの本はポケモンで知られるゲームフリーク内では必読書にもなっているそうだ。あれは大変にいい本だったからまた読み直したい。

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ギターを弾く時にも初期衝動を大切にしたい。もちろん理論を理解した上での演奏や、技術を駆使したテクニカルな演奏、それらを習得する為の練習はとても大切だ。でもやっぱり僕は初めてエレキギターを手にしてアンプに繋いで大きい歪んだ音をかき鳴らした時のあの高揚感と無敵感が忘れられないし忘れたくないのだと思った。下手くそでコードも3つくらいしか知らないくせに馬鹿みたいに夢中になれた、あの十代の面影を背負っていたいのだ。だからさっき本当に何も考えずにギターをかき鳴らしてみた。別に曲を創るとか、バンドの練習の為とか、撮ってSNSにあげるだとか、本当にそういうことを何も考えずに。そしたら血が沸騰するような感覚が襲ってきた。とりあえず大声を出して走り回りたい気分になった。途轍もないエネルギーが自分の内から溢れて出ている気がしてならなかったからだ。此れだ。此れこそが初期衝動なのだ。そして気づいた。だから僕はロックバンドでギターを弾いているし弾いていたいのだ。そりゃやめられる訳が無い。だって理屈抜きに楽しいんだもの。

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今日もフツウキママに訪れてくれてありがとうございます。
【今日のいいニュース】
日本の好きなブランドの海外用のサイトを見つけた。

いよいよ次が第100回。

<バボ>

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