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【選手権】FutsalXのアカウントにて4回戦の予想を始めました!

z第26回フットサル選手権4回戦予想

 Fリーグ・ディビジョン1が最終節を迎えた2月19日、第26回全日本フットサル選手権大会が、三重県営サンアリーナで開幕した。21日までの3日間で1回戦4試合、2回戦8試合、3回戦4試合を消化し、4回戦進出16チームが出揃った。

 大会の詳細は、JFA公式サイトの下記のレポートをチェック!

▽1回戦
地域リーグ所属の2チームがF2チームを破る波乱の幕開け

▽2回戦
大会2日目も地域リーグチームが奮闘!デレヤオーネ岐阜が2回戦を突破

▽3回戦
F2の2チーム、地域代表の2チームがF1チームの待つベスト16に進出! 

 ここまでで最大の話題は、地域リーグ勢がFリーグ・ディビジョン2(F2)の相手を次々と破ったことだろう。アグレミーナ浜松とポルセイド浜田は1回戦で、F2で2位となったデウソン神戸も、彼らにとって初戦となった2回戦で姿を消すこととなった。

 もともと実力だけで判断されたクラブがF2に加盟していたわけではないため、対戦相手に応じてこのような結果になるのは想像できていたことだが、各F2クラブは今後の強化の必要性などを強く実感したはずだし、そうでないと困る。

 確かにジャイアントキリングは、全日本フットサル選手権の醍醐味であり、地域リーグのクラブは高いモチベーションで臨んでくる。だが、そういう相手に勝ってこそ、Fリーグがトップリーグであることの証明となる。

 F1は2巡になり、試合数が減ったこともあり、1リーグ制に戻そうという話もあるようだ。だが、この結果を見る限り、リーグ全体のレベルが大きく引き下がることになるため、個人的に現時点で1リーグ制に戻すことには反対だ。入れ替え戦に対する注目度も高く、この形式を維持してほしいなと思う。

 さて、県営サンアリーナで大会を取材しているなかで、試合前にいくつかのチームの選手たちが、あるアンケートについて話しているのが聞こえてきた。それは大会前にFutsal Timesの北谷さんが行っていたツイッターのアンケートの結果についてだった。

 一つ目のチームは、事前の予想では評価されていなかったが、その結果を見返してやろうという思いも持って、大会に臨んでいたという。もう一つのチームは、自分たちの勝ち抜けが予想されていたから、それに応えようというものだった。

 そういうモチベーションにしてもらえるのは、とても嬉しいことだし、毎週火曜日と金曜日に行っているYouTubeの「フットサルニュースちゃんねる」のネタにもなるので、今週末に行われる試合の予想をFutsalXのツイッターアカウントで行うことにした。

 投票は、「フットサルニュースちゃんねる」で結果が発表できるように、金曜日の午前10時前後まで受け付けている。

 全日本選手権4回戦予想を行っている投稿とちょっとした見どころは、コチラ。

#バルドラール浦安 vs #トルエーラ柏

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 大注目の千葉ダービー。F2優勝のトルエーラ柏が、オリジナルエイトの一つでもあるバルドラール浦安にどう挑むか。浦安の小宮山友祐監督は、F1最終節の翌日早朝から三重に移動して、3回戦のスカウティングにも訪れていた。柏の岡山孝介監督にとっても、思い入れのある古巣対決。「絶対王者」の下部組織である名古屋オーシャンズサテライト、元Fリーガーを多数擁したクレセールフットサルクラブ(九州1/福岡)に大差を付けた柏が、F1の相手に対して公式戦でどう戦うかは、この大会後の入れ替え戦を考えても大きな注目ポイントだ。

#名古屋オーシャンズ vs #ボルクバレット北九州

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 リーグカップ、選手権に続く3冠を目指す「絶対王者」名古屋オーシャンズの初戦。Fリーグの優勝を早々に決めた名古屋は、その時点からこの大会に切り替えており、万全の状態でこの一戦を迎えることとなる。今シーズンのFリーグ・ディビジョン1の対戦では、3-1、4-1というスコアで、いずれも名古屋が勝利した。FPラファ、FPヴァルチーニョを放出したものの、堅守に磨きがかかった名古屋を、馬場源徳監督のもと、全員がハードワークする北九州がどのように攻略していくか。

#立川・府中アスレティックFC vs #デレヤオーネ岐阜/AGM

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 Fリーグからの引退を発表した元日本代表FP渡邉知晃、FP上福元俊哉にとっては、負ければ最後の試合となる。シーズン開幕直後の連敗が響き、F1の優勝争いからは早い段階で外れたが、最終的に4位まで持ち直した。今大会は、体調不良となった山田マルコス勇慈監督に代わり、谷本俊介テクニカルディレクターが指揮を執ることも発表されている。1回戦でデウソン神戸、2回戦でヴィンセドール白山とF2勢を連破したデレヤオーネ岐阜にとっては、3連戦を行った1週間後の試合というほとんど経験したことのない戦いになる。相手のレベルも、これまでの2チームとは違うため、苦戦が予想されるが試合後のミックスゾーンでは「自信があります! 皆本晃選手? ビッグマウスのかたですよね⁉」と、現役日本代表を抱えるクラブとの対戦に意気込んでいた。

#バサジィ大分 vs #シュライカー大阪

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 今シーズンのF1で2位となったバサジィ大分と7位となったシュライカー大阪の一戦。大分は今季のリーグ戦で4チームにしか負けていないが、大阪はその一つ。とはいえ、大阪が3-1で勝利した2月21日のリーグ戦で、大分は明らかに選手権を意識した若手起用の戦いを見せており、全く違う展開になる可能性は高い。シーズンを通して、負傷者に苦しんだ大阪は、戦力も整ってきており、大分戦の連勝を目指す。

#ペスカドーラ町田 vs #広島エフ・ドゥ

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 ペスカドーラ町田は、チームの中心であり現役日本代表でもあるFP室田祐希と若手のFP二井岡嵩登の退団、GK藤原幸紀の現役引退を発表した。彼らを起用するのか、来季に向けたチームづくりと捉えて出場を見送ることになるかは、ポイントになりそう。2回戦で北海道のノヴァントゥーノに5-3、3回戦で関東代表のマルバ茨城FCに3-1で勝利して、F2の威厳を示した広島は、今度はチャレンジャーとして伸びのびと戦える。村上哲哉監督の気迫が乗り移ったかのようなチームが、F1の暫定3位を相手にジャイアントキリングを起こせるか。

#湘南ベルマーレ vs #エスポラーダ北海道

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 今シーズンのリーグ戦では、湘南ベルマーレの1勝1分けという結果になった対戦カード。1年を通じて多くの若手が台頭し、戦い方の幅を広げていった湘南と、金井一哉監督就任1年目の北海道、いずれにとってもシーズンの積み重ねが問われる一戦。湘南はGKフィウーザ、北海道はGK坂桂輔と、守備力はもちろん、足元の技術も高いGKがいるため、彼らがどのように攻撃に絡んでいくかも注目だ。

#YSCC横浜 vs #オーパ

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 Fリーグ・ディビジョン1で辛くも最下位を逃れたY.S.C.C.横浜と、関東1部リーグへの昇格を惜しくも逃したオーパ。リーグ戦では、互いに悔しさの残る結果に終わっただけに、シーズン最後の選手権で気持ちを切り替えたいところ。オーパはすでに1回戦から3回戦をこなしているが、特に3回戦の立命館大学体育会同好会オールワンとの激戦では、1-4とリードされたなかから、パワープレーで大逆転勝利を挙げた。横浜はF1でパワープレーをされる機会も少なかっただけに、最後まで気の抜けない試合になる可能性は十分だ。

#フウガドールすみだ vs #ボアルース長野

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 須賀雄大監督が退任を発表しているフウガドールすみだにとっては、是が非でも優勝して有終の美を飾りたい今大会。一方、ボアルース長野は今大会後にF1・F2入れ替え戦が控えている状態だ。今季のリーグ戦では、すみだが1勝1分けだが、スコアを見れば△2-2、〇3-2と、どちらの試合も接戦となっている。F1最終節、すみだは名古屋と激戦を繰り広げ、試合終了4秒前の劇的ゴールで4-4と引き分けた。好不調の大きいシーズンだったが、名古屋戦の流れや気迫を持ち込みたいところだ。

 個人的には、試合の勝敗予想はもちろんだけれど、どの試合がどれだけの票を集めるのかも注目している。その試合が注目を集めているとか、どのチームの人気があり、FutsalXのフォロワーがどこの記事を読みたいのかという、一つの指標になるはずだからだ。

 どんな結果が出てくるのか、金曜日が楽しみ。

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