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【Fリーグ】新シーズンのABeam AWARD のテーマを久保田圭一氏が発表 「新規観客の取り込み」で賞金を得るのはどこだ

 Fリーグは2023-24シーズンのプレスカンファレンスを5月9日に行った。カンファレンスでは、一般社団法人日本フットサルトップリーグの副理事長でもあり、Fリーグのオフィシャルスポンサーのアビームコンサルティング株式会社の久保田圭一氏が登壇して、2023-24シーズンに向けての施策について話をした。

 アビームコンサルティングは、Fリーグのオフィシャルスポンサーを務めており、2021-22シーズンから2シーズンに渡って、ABeam AWARDを企画・運営し、Fリーグの活性化に寄与したクラブを表彰してきた。昨シーズンは、この賞金だけで総額120万円を投じている。

 久保田氏は、「なぜ、我々がFリーグのパートナーをしているか。簡単に説明をしたいと思います」と、数あるマイナー競技のなかで、フットサルのリーグであるFリーグを支援している理由について説明を始めた。

「我々は食品を売ったり、飲食を売ったりしているわけではありません。企業に対してサービスを売っている、いわゆるB to B(Business to Business)の会社です。なので、企業の名前が売れても、それに対しても意味はありません。では、なぜやっているか。私たちはスポーツ界をもっともっと発展させたいと考えています。スポーツ界がもっとお金が潤う世界を作りたいと動いています。それをFリーグで、まず作り上げたいと考えています。その協力をFリーグさんにしてもらって、Fリーグを稼げる世界にすることをしていきたい」

 そして、ABeam AWARDについても、「その一環」であるとし、「リーグなので、競技面などで優勝を各クラブは追及するが、我々は競技面以外で、各クラブを表彰する制度を作っています。これはクラブのいろんな発信活動、スポンサーへの感謝、パートナーへの敬意の気持ちを発信することを評価したい」と説明し、2023-24シーズンのテーマを発表した。

「今季は、各クラブの新規観客の取り込み施策を評価していきたいと考えています。ファン、そして選手、クラブを巻き込んで、Fリーグを盛り上げていきたい。これが成功すれば、Fリーグがもっと稼げるリーグになり、最終的に我々のところに帰ってくる。そんな循環ができれば、スポーツ界のビジネスが盛り上がっていく。そんな世界ができるんじゃないかなと思っています。ですので、今日、参加しているパートナー(スポンサー)の皆さんと、共創を一緒に頑張っていければと思います」

 2023-24シーズンからは、試合の配信がこれまでとは変わってくるため、各クラブが今まで以上に、独自で自分たちを露出していかなければ、新規開拓が難しくなる。まだ具体的な審査方法などは発表されていないが、そのなかでもABeamがぶら下げてくれたニンジンは、非常に効果的と言えるだろう。この賞金をめぐる争いが活発化すれば、リーグも少なからず盛り上がるはず。今シーズン、こちらの優勝争いについても、昨季以上に注目していきたい。

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