見出し画像

【F1】「おまえのミスなんて計算済みだ」 浦安を牽引するFP加藤竜馬の思い

 バルドラール浦安は浦安市総合体育館で行われた今季のホームゲームで、未勝利という不名誉な記録をつくってしまった。昨シーズンの開幕前にアルベルト・リケル監督を迎え、若手の育成に着手。その成果がホームゲームでは見られなかった。

 試合後の公式記者会見では、リケル監督自身もポジティブな要素として若手が成長していることを挙げ、キャプテンのFP加藤竜馬も若手の成長を実感しているという。なかなか若い才能を伸ばせなかったこれまでの歴史を考えれば、この変化はポジティブなものといえるだろう。

「僕も若い時は、すごく(小宮山)友祐さんだったりにすごく助けられました」という加藤は、「さっきも大島(旺洋)と話をして、『おまえのミスなんて計算済みだ』と伝えました」と、ミスを恐れずに自分のプレーを出すように、あらためて求めたことを明かしている。

以下、仙台戦後の加藤竜馬のコメント

――最も戦っていた選手に聞くのは酷かもしれませんが…今季ホーム未勝利。これをどう受け止めていますか?
加藤 率直に力が足りなかったかなというふうに思います。俺自身も「なんでだ?」というのは、すごくあります。すごく良い練習ができているのに、ホームで勝つことができないことで、もどかしい部分もすごくあります。結果がホーム未勝利と出てしまったので、そこはメンタルなのか、選手個人個人が何かを背負いすぎているのか、わかりません。でも、それを乗り越えていかないと、今後の勝利はないと思います。

――アウェーの結果を見ると、ホームでは自分たちを出し切れていないという感じですよね。
加藤 そうですね。何かわからないのですが…。コーチングスタッフともシーズンの半分くらいから話をして、なんで自分たちのフットサルができないのか、ずっと話していました。僕自身も何か入り込み過ぎていたかといえば、そうではありませんし、普段通りのプレーを心がけて、みんなやっていたつもりだと思います。でも、どこかでそういう見えない壁を選手個人個人にあったのかなと思います。

ここから先は

2,115字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

FutsalXでは、引き続き、国内各地での取材や日本代表戦の海外取材なども続けていきたいと思っています。今後、事業を継続、さらに拡大していくうえでは、資金が不可欠です。いただいたサポートは、取材経費や新たなコンテンツ作りなどに使用させていただきます。ぜひ、ご支援ください。