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【F1】奇跡のPO進出もファイナルに届かなかったすみだにFP宮崎暁が感じている成長

 今シーズンのリーグ戦、最終節で3位に滑り込み、プレーオフ進出の権利を勝ち取ったフウガドールすみだ。プレーオフ準決勝では、第1戦でバサジィ大分に1-3で敗れたものの、第2戦では2-0で勝利。2試合合計スコアを2-2としたものの、年間順位が2位だった大分にプレーオフファイナル進出の切符を譲る形となった。

 それでも近年のすみだは、自前のコートをつくり、外国籍選手の招へい、下部組織の充実と発展が著しい。名古屋のライバルが不在となっているFリーグで、しっかりと地力をつけながら一歩一歩、前進している。

 在籍11年目のシーズンを迎え、若手も台頭してきたチームで、今なお主力としてチームに不可欠な存在であるFP宮崎暁は、チームの成長をどのように見ているのか。

以下、プレーオフ準決勝後の宮崎暁選手のコメント
――惜しかったですね。同点まで行き、あと一歩でした。
宮崎 そうですね。あと1点でしたね。

――それでもリーグ戦の最終盤から勝ち続け、ここまできたのは本当に素晴らしいことだと思います。
宮崎 名古屋戦の時くらいから『負けたら終わり』という状態でした。これまで2年前に一度しか勝ったことがなかった名古屋との試合、負けたら終わりという状態で、その試合を含めて最後に4つ勝って、勢いがある状態でプレーオフには入れたと思います。でも、やっぱりこうやって振り返ると、大分は強かったなと思います。

――この敗退について、悔やむのは昨日2点差をつけられたことですか? それとも今日3点目を取れなかったことですか?
宮崎 どっちもといえば、どっちもですけど……。昨日は昨日で精いっぱい戦ったと思いますし、今日は今日で精いっぱい戦ったと思います。悔しいですけど、やっぱり相手のほうが一枚上だったのかなと思います。

――出し切れなかったという感じではない?
宮崎 そうですね。できることは、負けていてもベンチを含めて下を向いている人はいなかったですし、みんなで戦っていたかなと思います。

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