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【日本代表】AFCフットサル選手権-東地区予選-での監督・選手たちのコメント

 フットサル日本代表は10月22日と24日に中国のオルドスで、AFCフットサル選手権の東地区予選を戦った。大会に入る直前のキャンプでは、FP星翔太がFP 清水和也に対して、ラフなプレーをするなど不穏な空気もあったが、「雨降って、地が固まればいい」というチームスタッフの言葉通り、22日のマカオ戦では17-2と大勝し、24日の韓国戦は4-1で2連勝し、無事に本大会の出場権を獲得した。

 初戦のマカオ戦後、23日の韓国戦前日練習後、そして第2戦の韓国戦後の監督、選手たちのコメントを紹介する。

AFCフットサル選手権東地区予選での選手・監督コメント

マカオ戦後のブルーノ・ガルシア監督のコメント「翔太はキャリアのピークにあるかもしれない」

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――試合を振り返ってください。
ブルーノ こんばんは。この結果をとても嬉しく思います。キックオフから40分まで、良い試合をすることができました。最後まで集中を保ち、とても高い集中力を保てました。高いインテンシティと集中力を保ち、試合を終わらせることができました。今日の日本代表は非常に良かったと思いますし、マッチプランに従い、非常に良いプレーをしてくれました。私たちの最初の目標は勝ち点3を取ることでした。それができたことを嬉しく思います。

――普段通りの試合ができたのでしょうか?
ブルーノ はい。日本の試合を追いかければ、こうした試合を見ることができるでしょう。ただし、試合毎に相手、マッチプランは変わります。多少の違いはありますが、日本の良いパフォーマンスが今日の試合では見えたと思いました。

以下、囲み取材でのコメント
――試合を振り返ってください。
ブルーノ 40分間、自分たちの見せたいフットサル、アイデンティティを示すことができました。集中力を持続して、最後までゲームプランを全うすることを、体現できたゲームでした。その部分は非常にチームを誇らしく思います。

――3選手がハットトリックしましたが?
ブルーノ まだ試合が終わったばかりで、スタッツを見ないとわからないこともありますが、明らかにたくさんの選手が点を取りました。もともと私たちの取り組んでいたスタイルを象徴することだと思いますし、一人、二人の選手に頼らないゲームができたと思います。シチュエーションもCK、FK、キックイン、カウンター、セットオフェンスといろいろなシチュエーションから得点が生まれていることも、自分たちの目指しているところなので非常に良かったと思います。

――失点は2つともセットプレーでしたが、そこは改善点と考えていますか?
ブルーノ 失点については、ペナルティエリア内でのファウルでPKと、エリアに近いところでFKを与えてしまいました。そこだけを見ると改善点に見えるかもしれません。実際は、その2つはレフェリーのジャッジに依存しているところもあります。それ以外のバランスを見ると、全体的に私たちのやりたい守備が体現できたゲームでした。もちろんゼロ封が理想ではありますし、ジャッジに何かを言いたいわけではありません。相手も対抗してきますから、そういうことが当然起こることは念頭に入れつつ、全般的には守備はきちんと評価できていたと思います。

――日本でのトレーニングを終えて、こちらではどのような取り組みをしていましたか?
ブルーノ 最初に「こういう計画で行きます」としていた予定通りになっています。最初に総ざらいのような確認の東京でのフェイズを終え、こちらに来てから練習試合形式の紅白戦をやりました。そのなかで、積み残したこと、あらゆる局面での洗練するべきところを拾い上げて、具体的にはセットプレー、パワープレー、トランジションは磨き上げないといけませんでした。ここで対戦するマカオと韓国はゲームプランが異なる相手になります。その相手に対応するために、プレーモデルの相対のなかから自分たちのやり方から相手に合わせて、どの部分を強調していくかという考え方で、ゲームプランをつくるなかで、その部分は大事になります。それを磨き上げていくことをやりました。

――中1日で迎える韓国戦に向けては?
ブルーノ 今日のゲームとはまったく違う、本当に激しい難しいゲームになると覚悟しています。私の知っているところでも、資料を読んでいるなかでも、日本と韓国の日韓戦は特にスポーツで激しいライバル関係にあります。ただ、当初から言っている目標であるAFCフットサル選手権の本戦の切符を確実に手にすることは、明らかにありますので、そこをいかにしてやるかは、頭にセットされている状態です。

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