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【オーシャン杯】前代未聞の“大会棄権” となったトルエーラ柏 奈須隆康代表「Fリーグをつくってきた方々にも泥を塗る結果になってしまい、本当に申し訳ありません」

 前代未聞の恥ずべき出来事だ。日本フットサル会の2019-20シーズンの開幕を告げる大事な一日に、ありえないことが起きた。

 午前8時、Fリーグは公式HPで、この日に開幕を迎えるオーシャンカップに、トルエーラ柏が棄権することを発表した。柏が行うはずのヴィンセドール白山戦まで、わずか7時間半しか時間がない状況だった。

 柏が棄権となった要因についてリーグからの発表では、「登録不備」とのみ説明されていた。

 これに対して、リーグにも「もっと早く事態を把握して対処できたのではないか」という批判が寄せられた。オーシャンカップ開幕直前、Fリーグの渡邊眞人総務主事は記者団の囲み取材に応じて経緯を説明し、リーグはギリギリまで試合開催の可能性を探っていたこと、深夜まで関係各所への連絡を行い、その後の最速の発表が、今朝の8時になったことを説明した。

 渡邊総務主事を取材するなかでは、メディカルチェックに関する書類に不備があったことが明らかになった。とはいえ、それは今季新しく設定されたものではなく、柏がF参入を果たした昨季から行われているものだ。どういった経緯で、今回の大不祥事が起きたのか。関係者への謝罪のため、会場を訪れていた柏の奈須隆康代表に話を聞いた。

以下、奈須隆康代表のインタビュー

――どういう状況か、説明をしてもらえますでしょうか?
奈須 もう自分の確認ミス以外のなんでもありません。選手にも非はありませんし、リーグにも非はない状況です。自分のミスが巻き起こしてしまった事態という状況です。

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