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ロドリゴと鍛代元気の抜けた湘南は大丈夫? 伊久間監督と復活を期す佐藤玲惟を直撃

Jリーグ会場でファン・サポーターに挨拶をした湘南の伊久間洋介監督とFP佐藤玲惟

 フットサル界の新シーズンは、いよいよ5月15日のオーシャンカップより幕を開ける。初戦のアグレミーナ浜松戦を2日後に控えた13日、Fリーグ・ディビジョン1の湘南ベルマーレを率いる伊久間洋輔監督とFP佐藤玲惟の姿は、平塚市総合公園にあった。

 この日、平塚市総合公園内のレモンガススタジアム平塚では、J1第13節の湘南ベルマーレと北海道コンサドーレ札幌の試合が行われていた。伊久間監督と佐藤は、キックオフ前に公園内に作られたフットサルチームのブースで、ファン・サポーターに自分たちの応援も呼び掛けていた。ハーフタイムにはピッチレベルで挨拶をし、14日に小田原駅前を封鎖して行われるパレードへの参加も呼び掛けた。

▼菊池大介が新加入の湘南ベルマーレフットサル 開幕前のJ1札幌戦で監督と選手が挨拶
https://www.football-zone.net/archives/450353

 Fリーグのクラブにも、総合型地域スポーツクラブはいくつかあるが、Jリーグのクラブと同じ名前で活動をしているのは、湘南とY.S.C.C.横浜のみ。J1クラブに限定すると、湘南のみとなる。

 一昨シーズンはリーグ戦で2位になり、昨シーズンは全日本選手権で準優勝したが、F1で随一の人気を誇るクラブだが、経営的には厳しいのだろうか。昨シーズンは、シュライカー大阪からFP堀内迪弥を補強したが、今シーズンはめぼしい補強がない。強いていえば、Jリーガーを引退して、フットサルに転向することになったFP菊池大介がいるが、タイ1部チョンブリへ移籍したエースのブラジル代表FPロドリゴ、現役を引退したFP鍛代元気の穴を埋める戦力となる確証はない。

 試合前に伊久間監督と佐藤に2023-24シーズンに向けた思いを語ってもらった。

以下、伊久間洋輔監督のコメント

――あいにくの雨ですが、こうしてJ1の会場でファン・サポーターへの声掛けができるのは、ベルマーレならではのことだと思いますが。

伊久間 間違いない。それはもう、その通り。最近はまたサッカーチームとのコラボレーションも増えてきていますからね。

――菊池大介選手の効果も大きそうですね。公園内を歩いていたら、菊池選手のフットサル挑戦の話題をしている人と何人もすれ違いました。今日は雨天でこれなくなったのが残念ですが、効果は大きそうですね。問題はファンの人も気にしていましたが、フットサルができるのかな?という点です。

伊久間 できる、できる。いいよ。もう少し慣れることは必要でしょうが、マインドはすごく良いですよ。

――シーズンが開幕して、活躍していることが話題になれば、また多くの人を呼べそうですね。ただ、ロドリゴ選手や鍛代選手もいなくなり、補強はありません。戦力的にはダウンしたようにしか見えません。

伊久間 そうでしょうね。そうだけど……。

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