フットサル/ポルトガル代表について(2)

前回はポルトガル代表の全般的なことを書きました。まだ見ていない方はこちらからご確認下さい。

今回は選手について書いてみました。いわゆる注目選手という感じですね。


1.最前線で活躍する選手

前線での攻撃的な主要なプレーヤーとしてはSporting CPの3選手が挙げられます。

⚽Pany→パワー系
⚽Pauleta→スピード系
⚽Zicky→複合系

タイプの異なる3選手が前線を張れる。正確には全員当初はアラで、前を向いて仕掛けることができるタイプで、ゴールから15mラインからは勝負できる力がある。Panyはシュートがあるし、Pauletaはスピードで仕掛けられるし、Zickyは以前は強引さが目立ったけれども、技術・スピード・パワーと三拍子揃った選手へと成長し、近年ではアラではなくピヴォとしても起用されています。

2.スピードと運動量のある選手

⚽Jesus Afonso

攻守に渡って走り回る選手。ディフェンシブな選手(Fixo/Ala)ではあるが、前線に上がってきます。CKや高い位置でのKI、サイドからのカウンターの際には、中央やファーに入ってきて、ワンタッチゴールの多い選手。なかなか捕まえづらく、最も警戒すべき選手だと思います。5〜6年前に逸見選手がSL Benficaに在籍していた頃から、注目している選手です。

3.ゲームメークのできる選手(パサー)

⚽Bruno Coelho
⚽Erick

Bruno CoelhoはRicaldinho後のポルトガルを引っ張ってきたエース的な存在で、キープ、ドリブル、パスと何でもできて攻撃の起点になることができる選手です。

Erickはサッカーで言うとパスを供給するボランチ(セントラルMF)で長短のパスをベースにゲームにリズムをつけています。オープンな展開に持っていく斜めのロングパス(斜めのロングパス(サイドも変わるし、ゾーンも変わるので、一気に局面が変わる)は1つの見どころだと思います。

この2人がポルトガルの心臓のような印象を持っています。

4.チームのバランサー

⚽João Matos
⚽Tomás Paçó

こうしたポルトガルの中において、ディフェンスを担う選手はこの3人かなと思います。守るというよりも全体のバランスを取るという印象ですね。全体のバランス、リスク管理を負っているので、こういう部分は参考になるのではないかなと思います。


※注目として挙げなかった選手(André Coelho、Tiago Brito)もよい選手です。その他若手選手(Lúcio Rocha、Kutchy、Carlos Monteiro、Diogo Santos)は直近のリーグ戦/カップ戦で観て、いい選手だと思いますが、まだ経験も少なく未知数と言えるかと。今後の活躍を期待したいです。

いじょう、おしまい

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