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「F2昇格へ、全員が同じベクトルで向かっている」アグレミーナ浜松・巽 兄弟インタビュー

2023年5月15(月)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都)で行われた、Fリーグオーシャンカップ 2023の1回戦、アグレミーナ浜松×湘南ベルマーレ後、アグレミーナ浜松10. 巽 優太、32. 巽 翔矢、巽兄弟インタビューです!

巽 優太「去年まではしながわの存在が大きく、『正直難しい』のが本音だった」

ー浜松が去年と違うところはどこですか?
巽 優太選手「去年はしながわさんの存在が大きくて…もちろん昇格を目指してやっていましたけど正直難しいんじゃないかっていうのが本音でした。でも今年はスタッフ、選手全員で、皆で一丸となって優勝しようということを常々話し合っています。本当に全員で意識を統一するということを4月から積み重ねってやってきたので、だれがいつどこで聞かれても『優勝します』って言えるぐらい全員が同じベクトルに向かって進んでいます。

これまでは、僕は名古屋サテから移籍してきて『浜松を勝たせないといけない』って勝手に自分で気負ってしまってて…『点を取らないと』とか『チームを勝たせないと』っていうところにベクトルが向いてしまっていました。他の選手も各々いろんなモチベーションをもってたと思うんですけど、今年は全員が優勝にむけて自分のやれることをするんだ!ていう風になったのが初めてのことで正直今がめちゃくちゃ楽しいです。

名古屋サテにいたときは、特殊な環境で、『俺のプレーを見てくれ』っていう風に自分を売り込んでいく選手ばかりだったので、本当の意味で『一つのチームになる』っていうのが僕自身初めての経験でした。なので今は日々の生活がとても充実しています。

ーそういうところが今日の試合でポジティブに働いたのでは?
巽 優太選手「それもあるともいます。ただ課題がものすごく浮き彫りになって、本当に(リーグ開幕まで)時間がないので、優勝するには初戦から一つも落とせない戦いが続くので、急ピッチで修正しないといけないという危機感もあります。

フットサルは「決断力や判断力が身につく」「サッカーにも通ずるものがある」

ー最後にフットサルを知らない人たちに向けて…
フットサルは、サッカーのプレーにどう活きると思いますか?
巽 優太選手「足元の技術やドリブルが上手くなるということはよく言われることだと思います。ただ、小さい頃からフットサル選手になることを目指して、サッカーのプレー経験があまりない僕が考えるに、決断力や判断力が身につくことだと思います。フットサルは5vs5の競技なので必然的にボールを触る回数が増えるし、敵との距離も近くなるのでサッカーに比べて圧倒的にプレーを判断する回数が多いんじゃないかなと思います。なので、最適なプレーを導く戦術脳だったり判断力が培われるという点で、サッカーにも通ずるものがあるのかなと思います。

巽 翔矢「F1昇格に、全員が同じ方向を向いている」「今年のアグレミーナは強くなる」

ー今日の試合を簡単に振り返ってもらえますか?
巽 翔矢選手「前半はとても上手くいったと思います。あと、セットプレーで失点してしまいましたが、ハーフタイム後修正できたのでそこも良かったと思います。ただ前半できていたことが後半でできなくなったところで相手にシュートを決め切られてしまって…うちのチームは、チャンスは何回かあったと思うんですけど決め切ることができないっていうところが、長年の課題で、それが未だに克服できていないなので開幕までに修正していきたいと思います。」

ーしかしながら手応えも大きかったのでは?
巽 翔矢選手「4月に新チームがスタートして、チームで積み重ねてきたことがしっかりはまっていた部分もあったので、あとは修正できるところは修正して、勝てるチームになっていきたいです。」

―今シーズンの目標をチームでしっかり統一できているという話を伺いましたがその点についてはどうですか?
巽 翔矢選手「F2を優勝してF1に昇格するという目標に、全員が同じ方向にむかって日々の練習に取り組めているので、今年のアグレミーナは強くなれると思っています。」

ー今年の浜松は今までとどのような違いがありますか?
巽 翔矢選手「去年も今年と同じ目標に向かってやっていたんですけど、今年はより気持ちが強くなって全員が一丸となったという部分は本当にあると思いますね。

あとは、去年はメンバーがちょっと少なかったんですけど、今年はいろんな選手が加入してくれたので選手層が厚くなって戦術の幅が広くなったように思います。」

ードリブルも冴えてて、ゴールまで惜しいシーンも何個かありましたよね
巽 翔矢選手「僕自身攻撃があまり得意じゃなくて…ゴール前までいけてもシュートを打ち切れないのが僕の課題なのでそこは修正していく必要がありますね。
僕は守備を得意とする選手で、1対1のDFやプレスはやれている方だと思うので、攻撃での部分で脅威になる選手になっていかないといけないと思います。

今日の試合でもビックチャンスが一回あったんですけど、切り返したところを相手にカットされて得点に繋げられなかったので、ああいうところで打ち切れる、決め切れる選手になっていきたいです。」

「サッカーだと養われにくい部分もある」「サッカーのためにフットサルをするのは良いこと」

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