見出し画像

2024年度祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、創設者 世耕弘一の祥月命日(4月27日)に合わせて、令和6年(2024年)4月22日 (月) から 26日(金)までの期間、祥月命日企画展「創設者 世耕 弘一先生 を偲んで」を開催しました。
世耕弘一略歴や東京池袋の自宅で使用していた書箱・書類入れをはじめ、カシミアのカーディガンや1965年発行の近畿大学カレンダーなど、初出展20点を含む40点の史資料を展示しました。

企画展全容
祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」告知ポスター
創設者 世耕弘一略歴
昭和40年(1965年)発行の近畿大学カレンダー

写真コーナーでは、引退後に近畿大学相撲部のコーチを務めることになる玉乃浦関の断髪式に臨む世耕弘一、近畿大学航空研究会のグライダー「てんりゅう」お披露目、九州工学部(現産業理工学部)の設置場所になる福岡県飯塚市を視察している様子など、在りし日の写真と、大学葬の写真12点のほか、議員バッジ(レプリカ)や世耕弘一の肖像をかたどったメダル(表裏)を展示しました。

写真コーナー

愛用品コーナーでは、中折れソフト帽子、椿柄の湯呑、柳行李の弁当箱、さらに書類入鞄や大阪専門学校校長時代と近畿大学総長時代に使用していた名刺、眼鏡、身だしなみセット、総長室で使用していた文鎮、硯箱一式など16点を展示しました。
カシミアのカーディガンと東京池袋の自宅で使用していた木製の書箱と書類入れ、大学で使用していた印鑑(複製)3点は今回初出展のものとなります。

愛用品の中折れソフト帽子、カシミアのカーディガン、椿柄の湯呑、柳行李の弁当箱
愛用品の書類入鞄や大阪専門学校校長時代と大学総長時代の名刺、眼鏡、身だしなみセット
昭和40年に卒業生全員に贈った色紙と総長室で使用していた文鎮、硯箱一式
東京池袋の自宅で使用していた木製の書類入れ、大学で使用していた印鑑(複製)

昭和40年(1965年)4月27日に亡くなった世耕弘一の訃報を知らせる新聞会発行の「近畿大学新聞」や英字新聞会発行の「The Kinki Times」弘一先生追悼号、広報部発行の「近畿大学学報」56号 弘一先生訃報(複製)、「近畿大学学報」57号 弘一先生追悼(複製)なども展示しました。

「The Kinki Times」弘一先生追悼号、近畿大学新聞会新聞、弘一先生追悼
「近畿大学学報」56号 弘一先生訃報(複製)、「近畿大学学報」57号 弘一先生追悼(複製)
世耕弘一立像と自筆の書「温故知新」が印刷された扇子

展示をご覧になって近畿大学カレンダーの復刻版を望む声や書類入れの大きさに驚いている方、愛用品の保存状態に感心する方、自筆の書の力強さとその不撓不屈の人生に感心する方、当時の告別式の写真に見入る方、それぞれ思い思いに世耕弘一を偲ばれていました。
企画展最終日の4月26日(金)は、総長室を復元した部屋でのお焼香もあり自校教育で訪れる学生だけでなくたくさんの教職員の方に観覧していただきました。

ご来館いただいた皆様、ありがとうございました。次回の企画展でもお待ちしております。

(動画配信後に追記↓)
不倒館公式Xでは、祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」の振り返り動画をYouTubeで公開しています。こちらの動画で企画展をお楽しみください。

文:広報室建学史料室
                          (2024年5月31日公開)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?