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短期大学部70年の軌跡①

 近畿大学短期大学部は1950年に開学しています。2020年には創立70周年を迎えることができました。学ぶ意志の強い社会人の方々のために、二部(夜間)で開学しました。これまでに講義の時間の長さと開講時間帯は変更されましたが、二部については現在も継続しています。社会人学生の学びの場として教育機会の提供という意味で大きな役割を果たしてきました。
 時代は変わり、第二次ベビーブーム世代が入学する頃には、4年制大学志向が強まり、卒業後の進路に3年次編入学を希望する学生が増えました。そうした流れに合わせて本短期大学部ではきめの細かい編入学指導を行ってきました。その実績は高く評価され、多くの受験生から支持されてきました。
 2年間の教育を受け、たくましく巣立っていかれたOBOGの方々は、実に様々な分野で活躍されています。本短期大学部は即戦力となる人材の輩出という意味で社会に大きく貢献してきたといえます。
 こうして本短期大学部の評判は高められてきましたが、順風満帆にきたわけではありません。数々の困難に直面し、その都度、教職員が協力して問題解決に取り組み、克服してきました。これからも危機感を持ち、「発展」と「永続」を目指して鋭意改革を行っていきます。


文:広報室建学史料室研究員・近畿大学短期大学部教授  井田 泰人
写真:近畿大学東大阪キャンパス 世耕弘一像と21号館(経営学部・短期大学部校舎)

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(2022年12月1日公開)


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