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王道インテリアプランツ「ビカクシダ」の入り口【月刊アクアライフ 8月号】

「月刊アクアライフ 8月号」は7月11日に発売!
今号も私が担当している植物の連載「LIFE with BIZARRE PLANTS」は掲載されているので、たまたまこのnoteをご覧になって、たまたま本屋さんやアクアショップさんで「月刊アクアライフ」を見かけた方は、チラッとでも覗いてくださると嬉しいです。

今回ピックアップしたのは「ビカクシダ」ということで、昨今の植物ブームに乗っかっていろんな植物に手を出している私がメインにしてるのが、何を隠そうビカクシダなんです。

私感バリバリなので誌面には明記していないんですけど、ビカクシダの魅力って、生長した姿がかっこいい上に、その過程を日々実感できるところにあると思うんです。

人気の多肉植物アガベや、塊根植物のパキポディウムなどは特に生長が緩やかなので、不意にその変化に気付かされたりするんですけど(大きい株だとなおさら)、ビカクシダは、スイッチが入ると午前中と夜とで変化に気づくくらい変わったりします。
枯れ込んだ貯水葉の上からみずみずしい貯水葉を大きく展開したり、天高く伸ばした胞子葉の先端がダランと垂れたりと変化の振り幅が大きいことも起因しているとは思いますが。

また、高級品種はべらぼうに高かったりするんですけど、ビカクシダの醍醐味は、ビフルカツムやネザーランドといったホームセンターで1000円〜3000円で買える普及種でも充分味わえるところも大きいです。

私のビフルカツム。普及種ゆえに専門店には置いてなかったので、誌面に掲載されているのはこのビフルです

上のビフルカツムは、去年の晩夏に街の多肉植物屋さんに吊るされていたものを買って、屋内外で管理したものです。しっかりビカクシダしてませんか?

下が買ってお迎え中のビフルカツム。同時にグランデ(おそらくスパーバム)も購入
人生初の板替え。コルクボードが微妙すぎてほどなく今のモノに変えました

もちろん、ジェイドガールやセルソタツタ、バクテリアといったものも、他にはない姿になって、日に日にその価値を高めてくれる楽しさもあります。
でも、そればかりに気を取られているとしんどくなるので、こういった普及種も充分魅力的であることを念頭においておくと、気負うこと無く楽しく園芸店を回ることができると思うんです。

今回の連載では基礎的な話として、原種の紹介と、その一部のビカクシダを写真とともにお届けしています。
ビカクシダの原種はたったの18種。それぞれ育てて18様の姿を楽しむのもいいですよね。

ただし、どれも結構大きくなりますし、胞子葉を下に垂らすタイプは場所もとるので買い過ぎにはご注意を。

来月号でもビカクシダを紹介。価値を高める交配種や選抜種を紹介予定です。

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