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【アラフィフ女子のマウスピース矯正】♯ 5アタッチメント

矯正を始めてちょうど4週間。
先週あたりから、歯並びが変わってきたのが分かるようになった。
内側に倒れていた下の歯が少しづつ起き上がってきた。
今まで噛み合っていなかった下の歯が、上の歯に少し当たる。

おお〜動いてる!!
そう思うと少しやる気が出てきた。
このまま頑張るぞ。と昨日までは思っていた。


今日は1ヶ月後の検診。
歯のクリーニングをしてもらい、その後は矯正のアタッチメントの取り付け。

アタッチメントとはなんぞや?

ワイヤー矯正の人が歯の表面につけているポッチのようなもの。
ワイヤー矯正みたいな正方形のものではないが、そのアタッチメントとやらをつけてアライナー(マウスピース)を着けることで、歯がしっかり動くそうだ。
(普通にマウスピースを着けるより、密着して動かしたい方向へ動きやすくなるらしい・・・知らんけど)

担当は沢村一樹似のイケメンでダンディーな先生。
いつも優しい。
が、アタッチメントをつけるためには暫くの間、しっかり口を開けていなければならず
「口を開く装置を入れますね。」
と優しい口調でグイッと口の中に装置を押し込んでくる。
(先生、唇が裂けそうです。上唇の裏に装置が当たって痛いです。)
と言いたいのをグッと堪える。

下の歯のアタッチメントの取り付けが始まった。
まずは右下。
何かを塗って、口の中を洗う。
(この洗った時の水が酸っぱくて苦くて最悪だった)

「マウスピースつけますね。」
と、またまた優しい声。
アタッチメントを付けた状態でアライナーが嵌るか確認するために、優しい声とは裏腹にアライナーをグイグイ押し込む。
(先生、そんなに押したら顎が外れます!)
ただ只管、無言で耐える。
着けたかと思えば、また外す。

続いて、左下、右上、左上と合計4回、繰り返す。
アライナーをグイグイされる度に、私は意識をここではない何処か宇宙の方まで持っていき、無になって耐えた。

終わったかと思ったら最終点検のため、またアライナーを取り付ける。
下の歯は元々アライナーが嵌めにくく、外しにくい。
アライナーをちょっと内側に傾けないと入らないのだ。
それを先生は私に恨みでもあるのか、というくらい力任せにグイグイ押してくるので、最後の最後に本当に顎が外れるかと思った。

終わった頃には顎がガクガクし、口を閉じようとすると、耳の付け根でカクッと音がした。

アタッチメントが口の中に当たって痛い。
ワイヤー矯正の人はこんな思いをしているか。

いや、ちょっと待って。
歯に突起を付けたりせえへん、と思ったからマウスピース矯正にしたのに、結局突起がついてるやんか。
これやったらワイヤー矯正と一緒やん。
(ワイヤー矯正の人ごめんなさい。ワイヤーがないだけマシだとはわかっているのです。)

今日からのアライナーは突起の出っぱりがついたものに変わった。
歯に突起があるのにアライナーを嵌めなくてはいけないので、今までのようにスッと嵌まらない。

そして外す時。
歯につけたアタッチメントが外れないように、気をつけないといけない。
スッと外せていた上の歯も外れにくくなり、下のアライナーは更に外れにくくなった。

そしてご飯の時。
めちゃめちゃ噛みにくい!
アタッチメントと歯が当たるところがある。
噛み合わせがおかしい。
噛みにくいから少しずらして噛んだら、口の中を噛んでめっちゃ痛い。
その痛いところにアタッチメントが当たるから、ずっと痛い。

もう外すのめんどくさいから、ずっと絶食にしたい気分。

あと2年と5ヶ月。

なんの歯なしですか

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