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【旅の日記】愛知・岐阜②若い太陽の塔

ひつまぶしを堪能し
(前回の記事はこちら↓)


次に向かったのは、今回最大の目的地、愛知県犬山市の日本モンキーパーク。
ここには若い太陽の塔があるのだ。

私は、岡本太郎大先生のファンである。
日本各地、世界各地にパワースポットと言われている場所は沢山あるが、私にとってのパワースポットは大阪の万博公園にある、太陽の塔だ。

落ち込んでいても、太陽の塔に会うと元気が出る。あの塔からは凄いパワーが出ている。ように感じるのだ。
そんな太陽の塔に兄弟分の塔がある事を知ったのは、2011年。
岡本太郎生誕100周年記念アートピースコレクションが発売された頃だった。
あれから13年。
ずっと会いたかった若い太陽の塔にやっと会いに行けるのだ。

どんよりとした空の下、なんとか雨は免れ、モンキーパークに到着。

入り口を目指して歩くと、すれ違うのは幼稚園以下の子供を連れた親子連ればかり。
アラフィフ2人で来ている人なんて、いやしない。
でも、そんな事は気にしない。

いよいよ入園。

階段を上り

少し歩くと、看板を発見

その先にはなだらかな傾斜の小径が続いていた。

ひとっこひとりいない。

「おい。これ、大丈夫か?誰もいてへんやんけ。」
もっさりがブツブツ言っている。
「ハイキングみたいやん。マイナスイオンが出てるやん。」
そう返すと
「ただ木がいっぱい生えてるだけやろ。」
と冷たい返事。

歳のせいか、こんななだらかな道でも息切れする。
はぁはぁ言いながら足を運ぶと、鮮やかな色彩が目に飛び込んできた。

ずっと、ずっとお会いしたかったのですよ。
やっと会えましたね。

どっしりと腰を据え、屹立とした出立ち。
そして未来を見据える鋭い眼差し。
パワーが漲っている。

13年分の空白を埋めるべく、色々な角度から写真を撮り、動画を撮り、塔に登り、降りて、また登って。

「私が階段登ってるところ撮って。」
「上に登るから、下から撮って。」
「反対の横から撮るから待って。」
もっさりにあれやこれやと注文。

正面
下から


結局、30分以上も撮影をしていた。

「もう、ええか?俺は2度とここにはこおへんからな。他にもあるんやったら今のうちやで。」
念を押すもっさり。
「多分、大丈夫。」

親子連れが2組やって来たので、退散する事にした。

駐車場へ向かっていると、ポツポツと雨が降って来た。

帰り際に振り向くと、木々の上から顔がにゅにゅっと突き出していた。
着いた時には2人とも全く気が付いていなかった…。

こうして、私の13年越しの夢の対面は幕を閉じた。

宿に向かい、ひと休みして夕食へ。
次回は岐阜のご当地グルメ編です。


そして、今、書いていて思い出した。
後ろ姿を撮っていなかったことを。
次は誰と行こうかしらん。

なんのはなしですか

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