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今欲しいのは「1人になれる時間」 小2の子どもの不登校を見つめる親の気持ち

 あやさんの息子さんは小学2年生で不登校。当初は「息子が学校に行けない」という事実を受けとめきれず、泣けて泣けてしょうがなかった、とあやさんは言います。息子さんの不登校経験とあやさんの思いを掲載します。(新連載「私の子が不登校になって」第1回)。なお、今号より始まる新連載「私の子が不登校になって」では、読者の方からの寄稿もお待ちしています(※写真はあやさんお気に入りのカップ)。

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 小学校2年生の9月後半、息子が不登校になった。「ついに、か」というのが正直な気持ちだった。幼稚園から登園しぶりがあり、いつか不登校になるのではと思っていた。

 小学校へ入学して2週間で登校を拒否、毎日教室まで送っていた。やっと学校へ行かなくていいと安堵。それと同時に、今までやってきた送り迎えや励まし、そうしたことがすべてムダだったのかもしれないという思いもあった。覚悟はしていたが、予想以上に受けとめきれなかった。身体に力が入らず泣けて泣けてしかたなかった。

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