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到着前にすでに大騒動!? インドの旅(その1)〜遊行まで354日〜

おはようございます。
ふうてんのかよさんです。
遊行まであと354日。

今日は、2024年4月に行ったインドのお話を。

あんなに失敗して、絶望するって
人生であまり経験したことがないかも…な
貴重な機会だったので
記録しておこうと思います。

長くなりそうなので目次をつけてみる。

なぜインドに行ったのか?


4月は13〜14日に開催される
アンベードカル博士の誕生祭に参加するため
一週間ほどインド・ナグプールを訪れる旅でした。

アンベードカル博士について

アンベードカル・ジャンティ(Amedkar Jayanti)博士は、
インドでは、マハトマ・ガンジーと並ぶ
偉人と言われています。

でも、日本では知らない人が多いのではないでしょうか?
少なくとも私は、歴史の授業で習った覚えはない…。

アンベードカル博士は、
自身が不可触民の出自でありながら
インド独立の初代法務大臣にまでなり

カースト制度による差別を禁じる憲法の素案を
ほぼ一人で書き上げた、と言われています。

そして、身分差別そのものを打破するために活動をした方。

でも、差別を禁じる憲法を作っても
差別は無くならない。

で、どうしたか??

不可触民差別の根源はヒンドゥー教にあるとして
「生きとし生けるものすべてが平等である」と説く仏教に
約50万人とも言われる不可触民を率いて、集団改宗しました。

でも、改宗後2ヶ月で亡くなってしまうのですね。

アンベードカル博士が亡くなった10年後に
佐々井秀嶺上人が、インド・ナグプールの地に辿り着き
今や1.5億人とも言われるインド仏教徒を率いています。

という流れです。
(ものすごーくざっくり書きました)


私の遊行のきっかけのお一人である
小野龍光さんは、

2022年の10月に
たまたま訪れたインドで佐々井上人に出会い、得度され

今は「さまようボウズ」として
生きておられます。

突然決まった一人旅

焦りつつも準備は進む

龍光さんのお話を聞いたり
佐々井上人の記事を読んだりして

10月にナグプールでの大改宗式典にいこう!!
という予定でした。

10月はわたるんと一緒に行こうと
約束したから(名指し)
一人ではないはずだったのですが。

急に4月に行きたくなりまして!!
一応周りのみんなに聞いてみたけど
「4月はちょっと…」「急に無理…」と言われたので

よし。一人で行こう!と。

でも準備をしているうちに

「英語しゃべれないよね」
「ヒンディー語全くわからないよね」
「私、インド初めてじゃん!」
「そういえば、ツアーを使わず海外に行ったことないんじゃない?」
と。

考えれば考えるほど、
いつもの「なんとかなるさ〜」という
能天気さが影を潜めまして

「これでいいのだ!」の
かよぼんとは、ほど遠くなり。


どうしよう!どうしよう!
(ま、そんなに焦るなら行かなきゃいいんだけど)
でも行きたい!
どうしよう!!

そこから龍光さんに
「私、4月に行きたいんですけど自信がないです〜」と泣きついて
現地で集まる経営者チームの皆様のところに入れていただきました。

でも、現地で集まる皆さんと合流するためには
現地までは一人で行かなくちゃいけない。

頼りになるのは龍光さんの作ってくれた旅のしおり


今回、頼りになるのは
龍光さんの作ってくださった旅のしおり。

出発前の段階で、すでにボロボロに。笑。


でもこの旅のしおりのおかげで
VISAはちゃんと取れたし。
変換コネクタも用意できたし。
インドで使えるeSIMも手配はできた。

eSIMが使えなかったらどうなっていたか!と
ゾッとします(^◇^;)

これだけでも本当に本当に
ありがたいことでした。

ATMの使い方も調べてメモした!!


心配だったのは飛行機と宿


龍光さんの旅のしおりには
「大丈夫です、飛行機はインターネットで簡単に予約ができます」と
書いていただいていましたが。


英語わかんない…。
一体どうやってナグプールに辿り着いたらいいの?

調べたら、どうやらJALやANAで
デリーまで行けるとわかり。

そこからナグプールまでは
IndiGOで2時間ほどであると。


乗り継ぎの時間が
3時間なのが少々心配だけど
荷物は預けなくていいようにコンパクトにするとして!と。

頑張って英語を解読してIndiGOで飛行機をとりました。
(JALは日本語だから楽々でした)

さて、飛行機取ってからも
乗り継ぎのことで頭がいっぱい。

3時間しかなかったので
間違わずに最速で乗り継ぎするには
脳内シミュレーションだ!!

というわけで。

インターネットでデリー空港の様子を調べて
それをコピペしてプリントアウトして
読み込んで・・・
めっちゃ読み込んで・・・
YouTubeでもおさらいして。

よし。行けそう。

はい。そんなこんなで予習もバッチリ?

そんな中。
2ヶ月ほど前に予約したIndiGOの飛行機が
飛行機が、、、。

3日前に、時間が変更。
1日前に、さらに変更になり。

ただでさえ短い乗り継ぎ時間(3時間)が

さらに短くなって
2時間。

ね、無理じゃない?
絶対、無理じゃない??

でもキャンセルすると帰りの便もキャンセルになっちゃうからな〜。

これもうお金帰ってこないやつだよね〜と
決めかねていたのでした。

いよいよ出発の日


ぐだぐだのまま、羽田から出発。



デリーまでの飛行機の中でも
気が気じゃない。
ゆっくり映画を見る余裕もない。
何度も旅のしおりを見る。

どう考えても
2時間のトランジットでは、
間に合いそうにない。

龍光さんは「もし間に合わなくても次の便があるはずなので」
と言ってくださいましたが。

この私が・・・
次の便を現地で
臨機応変に取れると思えないw w


ということで。
JALの中で、有料のWi-Fiに繋いで
Google翻訳を駆使して、
IndiGOを予約し直しました。

本当はやっちゃいけないことだった
らしいんだけど

2つ取って、どちらかに乗れたらいいじゃん。
・・・なんて思って
ダブルブッキングしてみたものの。

そのままネットで調べていたら
ダブルブッキングはダメだということが書いてあり
航空会社から強制的に
どちらも取り消される可能性あり!!
と書いてあり

急いでIndiGOさんのTwitterに連絡するも
お返事がよくわからん・・・w

ええい!もういいや!と
乗り継ぎ時間の短い便をキャンセルして
次の便にネットでチェックイン!!

え?ご飯がついてる。
よし、なんかこのチャーハンみたいなやつにしよ!


というわけで。
現地18時発のIndiGOを
現地21時発に取り直して
帰りの便も取り直して。

ほっと一息。

これでデリー空港内で、急がなくてもいいぞと。
急に気楽になったところで・・・

デリー到着!

さて無事に入国できるのか?


だいじょうぶ。
エスカレーター降りたら入国審査カウンターがあるはず。

あった!

あれ?予習したのと違う・・・。
ここじゃなさそう?
誰も人がいません。

モジモジ、キョロキョロしてたら
入国審査のおじさんにおいでおいでされて

e-VISAじゃないところだったけど
すんなり通してもらいました。😅

(e-VISAのカウンターめっちゃ混んでた)

はい。無事入国!

到着はデリー空港のターミナル3だけど
次のIndiGOは「ターミナル1」だから!と

脳内シミュレーションした通りに
そのままターミナル1行きのシャトルバスを探します。

ATMで暗証番号が入らない!?

その前に、時間があるからATMで
お金を用意しておこう!と思ったのですが。

ATMの使い方がわからない。

メモした通りにやって、
暗証番号を入れるのだけど
私の暗証番号、最初が0
つまり4桁で、0***なんですが。

その0を入れると数字が消えちゃう。

なんで??
3桁しか入らない。

(パニック)

お金下ろせない。

(パニック)

何度やってもだめ

(パニック)


落ち着け!!
両替所に行こう
レートが悪いだろうけどしょうがない。

「両替してください(と3000円出す)」

「NO!」

「????」

「1万円じゃなきゃダメ?(1万円出してみる)」

「×○△□○!」
(こっちに来て画面を見ろとジェスチャーされる)


よくわからん。
画面見てもよくわからない。
何言われてるかわからない。

さよならする。


とりあえずシャトルバスに乗る


そんなわけでインドのお金を持つことなく
シャトルバスへ・・・。

シャトルバスは、
航空券を見せてクーポンをもらったら
タダで乗れる、と、ネットに書いてあったので
クーポンをくれるであろうカウンターに行ってみました。

航空券見せても
「それじゃない」みたいな手振り。

5ミニッツって言われた気がする(後で思えば)

でもクーポンもらわないと
インドのお金持ってないから払えないよーと、
ジタバタしたけど、

クーポンをくれないので
シャトルバスにそのまま乗る。
(少し図太くなってきました)

日本人みたいなお顔の人に
「日本の方ですか?」と聞いてみると
インドの人だった😅

でも少し仲良くなって
「ターミナル1に行きたいのです」と身振り手振りしたら
「本当にターミナル1?」と言われて。

確認もせず
「イエス!」と答えましてね。

だって脳内シミュレーションがそうだったから。
IndiGOはターミナル1だって
思い込んでいましたから。


シャトルバスに乗ったら
チケット切りのおじさんに
「クーポン見せて」と言われたけど
「もらわなかったもん」と言って航空券見せたら
困った顔されてしまったけど。

私も困るw

バス乗り場で仲良くなったお兄さんは
ターミナル2で降りて
バイバイ!した後に

少し胸騒ぎがしまして。
なんか嫌な予感がするなあと、
取り直した航空券を見てみたら。


私の取り直したIndiGOは
ターミナル2から乗る便だったのです。

(だから結局は、ターミナル3から徒歩で5分だった)

(それなのに30分もバスに乗ってターミナル1に来ちゃった)

やっちまったミステイク



そこから私。
シャトルバスのチケット売りのおじさんを捕まえて
「ミステイク!」「ミステイク!」と
叫びましたですよ。


ターミナル1に着いても降りずに
「ミステイク!!」「ミステイク!!」「ターミナル2だった!」
と言う焦った日本人(私)に

おじさんも困っちゃって。

「大丈夫?あと50分はかかるよ?」と言われた
と思う。

「ターミナル2に連れてってー!!」と
すごーく困った顔で
身振り手振りしていたら。

ターミナル1で乗ってきた
インドのご夫婦や、ご家族の方に

「どうした?どうした?」
「大丈夫?」
「チケット見せてごらん」
「ここ(ターミナル1)じゃないね、次の次で降りるんだよ」

彼らが降りるときも
「ここで降りちゃダメだよ」
「次だからね」

みたいに親切にされ。
バスのおじさんにも料金を請求されず。

無事。

ターミナル2に着いたのでした。

はい。まだナグプールについていません。
日本を出て10時間。

長くなっちゃったので続きは明日。

宿のこともまだ書いていなかった・・・。


すごいなと思ったのは
途中からだんだん度胸がついてきたことw

いろいろ失敗してこそ
人は強くなるんだねえ〜と
改めて実感ができました。


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