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殺陣とワタクシ。 〜その一の前に〜


お馬ちゃんが可愛くて
流鏑馬が楽しすぎて
いの一番にnoteのネタにしましたが、
私史上最も長く続いている和芸は
“殺陣(たて)“です。

や、ある意味私が和の身体操作や芸事に目覚めたきっかけは
弓道だったので、
そういう意味で、今このタイミングで流鏑馬を通して原点回帰した(できた)ことって
ものすごい転機だったのかなとも思っています。
noteを始めたきっかけも流鏑馬ですし・・・!

なんて自分語りが続きそうな気配プンプンなので前以てお伝えしますが、
自分語り回です。

ハナホジホジふーーーんで読めそうでしたらぜひお付き合いください。



殺陣〈たて〉

気がつけば比較的長くやってきたので
とーーーっても楽しくて楽しくてたまらない時も、
そうでない時も、
もうやめるわ。
的な苦しい時期も、
それなりにいろいろありました。

けども、なんやかんやとつづけてきている・・・
のは
やっぱり殺陣を好きだから、なんだろうなーと思います。
良くも悪くも、周りがなんて言ってきてても続けてますしね。

ただ・・・
最近気がついたことがありまして、
殺陣が好きには好きなのですが、
生粋の殺陣好き(ってなんだ?)と名乗るのは烏滸がましいな、と自戒しています。

殺陣って
お芝居や映画やドラマの中のワンシーンですよね。
歌舞伎が起源ですが、
それもやっぱりお芝居のワンシーン。
特殊な舞台を除いては、
基本的にはストーリーがあってドラマがあって、その中の殺陣な訳です。
お話を盛り上げる要素の一つ、という認識です。

私が殺陣を始めたのは、
当時演劇を文字通り寝る間も惜しんでこれでもかってほどやっていて
その最中に時代物のお芝居に関わることになって、
そこで触れたのがきっかけでした。

なんと、こんなにカッコいい演劇スキルがあるのか!と、
幅を広げたいし
カッコよく舞台に立ちたかった私は
専門的に教えてくれる場所に飛び込みました。

弓道をやり始めてから剣道だ和服だなんだと、
ざっくり和物というジャンルに興味が広がっていた私には
クリティカルヒット。
演劇と武道のあいのこみたいな感覚に、
どっちも楽しめちゃう贅沢な世界がある!と感激したもので。

そっからの殺陣沼は大谷さん豪速球並みでしたね〜(当社比)
演劇のために始めたはずが、
殺陣がメインになり・・・
殺陣のスキルを高めたくて、和芸を身に付けたくて
落語を習ったり
日舞を始めたり・・・
(着物はちょこっとだけ別次元で進行していたのでそれはまたおいおい)

なので、自分語りの結末としましては、
殺陣という世界が、
お芝居が好きで武道に馴染みがあったわたしにハマったわけで
つまり
わたしの中で
殺陣はどこまで行っても最終的にはお芝居を、ドラマを創るための、そこに説得力を持たせるための、要素であり技術なわけです。

勉強のためにと
殺陣がすごいよ、みたいな映像も見たりするんですけど、下手したら殺陣の細かい動作は一回見ただけじゃ何にも分からん、で終わることもあり、
印象に残るのはその人の表情とか目の動きとか、
ほんの少しの首の傾きとか。

多分、
「殺陣が好き!」
という字面から人が受ける印象とはちょっと違うんじゃないかな、と勝手に保険かけてる部分はそこです。

でも、好きですよ!殺陣(なんじゃらほい)

ただ、たのしーーーの中には
元々わたしが感じているお芝居するの楽しい!以外にも、
身体を動かす楽しみというものももちろん存分にあります。

演劇もそもそも限られた人のお仕事というものだけではなくて、
最近は演劇教育とかもあるみたいですし、
楽しい身近な芸術や遊び、コミュニケーションツールという側面もあるのだと思うんですよね。
それは多分、お芝居の中の殺陣の世界にも通じます。それが日常生活で現代ではしない(できれば今後もしない世の中であってほしい)身体操作なので、特別な鍛錬が必要で、アプローチはさまざまにあるということなんだと思います。

この辺りは芸事に共通してるかな、と思います。
なので、好きや興味の理由がなんであっても、
誰でもチャレンジできるよってことです。


前置き?みたいなものが長くなりましたが、
わたしは殺陣を見て、
殺陣そのものの構成が面白いとか云々カンヌンとかの理屈は正直まだまだよく分からなくって、
でも
滲み出る背景とか関係性とかがぐわっと伝わってくると
「ステキ!!」
って胸がいっぱいになる
・・・そのドラマ性が高い和芸だから好き・・・ということみたいです。多分。

そしてやっぱり、そういう殺陣が好きで、
私もやりたい!って思っちゃうのです。

そのためには、そこができるようになるためには
地道な稽古が必要だというわけです。
稽古だけではダメですけど。

まだまだこの辺は探求中です。
こうやってnoteという場を使って
文章で書くうちにあれこれ気がついたり、違ったなって思うことがあると思いますが
そこも含めて書こうと思ったきっかけです。
私こう思ってたけど、あれやっぱ違ったわ〜ってことは素直にそう書いていこうと思います!

というわけで、
技術の云々はあまりお伝えできませぬが、
殺陣のこんなとこ楽しいとか気になるとかむずかし〜とか
お伝えできたらと思います!

何より、
殺陣はエンターテイメント!
見てもやっても楽しい世界であることには間違いないです!

面白そうだな〜って思ってもらえたら至福です。

でも平和に解決できるのが一番!

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