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「いぬじに」番外編 サマーバケーションまとめ

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「いぬじにはゆるさない」番外編、22歳のイイジマ君が主人公の夏のラブコメです。
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記事一覧

いぬじにはゆるさない 番外編「サマーバケーション」 第一話(全六話)

可愛い子や美人は普通に好きだ。健康な男子なので、もちろん性欲も人並みにある。憎からず思っ…

いぬじにはゆるさない 番外編「サマーバケーション」 第二話(全六話)

二十二歳なんて、今から思えば本当に子どもだ。 失敗するまいと構え過ぎて、結果、大振りの空…

いぬじにはゆるさない 番外編「サマーバケーション」 第三話(全六話)

ハタチの時、運転免許を取ったばかりのモンちゃんの練習ドライブに付き合い、その途中で「借り…

いぬじにはゆるさない 番外編「サマーバケーション」 第四話(全六話)

夜の海を見下ろしながら打ち明け話をした時、タカさんは「イイジマ君の事は他人とは思えない」…

いぬじにはゆるさない 番外編「サマーバケーション」 第五話(全六話)

自営業の父親は難病を患ってから仕事をかなり縮小し、パートとして看護師をしていた母親が夜勤…

いぬじにはゆるさない 番外編「サマーバケーション」 最終回・第六話

二十二歳の夏、俺はまだまだ子どもだった。 そして、同じくあいつも、周囲の友人達も、未熟で…

「サマーバケーション」オマケ/いいやつとわるいやつ

ーーーーー気に食わねぇ。 タレ目の嬢ちゃんの肩越し、まるで今にも俺に殴りかからんばかりに敵意むき出しの大男。 何よりハナについたのは、自分は清廉潔白でございといったその好青年風の面(ツラ)。それから、「俺の方が正しくてお前は間違ってる」と決めつけるような視線。 そして最後に腹が立ったのは、「この女は俺の方が好きみたいだけどな」と、下らない優越感に浸った自分自身にだ。 別に、俺の知った事じゃ無い。全然美人でもない、ヤラせてもくれない、仕事の利害関係があるわけでもない、こ

「サマーバケーション」オマケ/ヒナコの王子様

ああ、神様。ヒナコの王子様はいつ現れるのでしょう? ーーーーーなんて、バカみたいな事を21…