ミックス。
僕はいま音楽のミックスという仕事にかかっている。
簡単にいうと、録音したいろんな楽器や声の音のバランスを揃えて聞きやすくするための作業。
これがとっても面白い。
音の良さ。
どの音がいい?
どんなバランス?
どんな世界観?
音のバランスの価値観は人それぞれ違う。
答えがない。
全てはその音たちが持っている音像を精一杯活かして、それを混ぜていく。
邪魔させないように
かといってその音が持っている彩はしっかり残しつつ。
バランスを保って、自分のなかにある音空間をまあるくしていく。
そんなことをしていたら、
一つ一つの曲が音が作り出す社会に見えてきた。
僕らは人間社会、という曲のなかで
つい前に前に出てしまったり、
かと思えば引っ込み過ぎてしまったり、
沢山の人付き合いのなかで
自分がいい音を出すのはとても難しい。
だから音、という仮想空
間にその理想を求める。
そして、まあるく出来た音楽は心をまあるい気持ちにしてくれる。
そんな音作り、
こんな僕でもできるのだろうか?とか思いつつ
技術以上にぼくが大切にしたい音作りの方向性が見えてきた。
最近はそんなことを毎晩しています。
この間、友達の風眠晴太郎くんと録った音をよりよくしています。
それはCDにします。
いつできるかはまだ未定ですが。
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