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【風水体験記#57】北枕を風水で論ずるはずがない確かな理由

〈風水体験記の目次はこちら〉

こんにちは。常見多聞です。

今回は、北枕という中国伝統風水にとってはどうでもいいことについて書きます。

元々大衆向けに加工された日本の誤解された風水では、昔は寝る位置の重要性のことなんて言っていませんでした。

昔の大衆向けの本を見たらわかると思いますが、
以前は寝る位置で運を良くするなんて、そんなことすら知らなかったわけです。

比較的最近になって表面だけパクって
寝室の環境づくりとかいい出し、、、
結局は、これまでと同じで、もっともらしいけど、本場中国では一切言われていないことのオンパレードです。

キリがありません。。。

ここに描いている私の情報も、多くの誤解された情報に埋もれてしまうわけですが、、、
書けることを書いていきます。


方位が持つ意味だけに反応するのは非常に愚かなこと


例えば、北枕というからには、北という方位が関係するということで、日本の誤解された風水では

北はこういう意味を持った方位
北は◯◯運の方位

こういったことから、北枕が良い・悪いと言ってしまっているわけですが、

中国伝統風水では、方位には確かにそれぞれの意味合いはありますが、そこで寝ればその意味や運に関わることが「そのまま」起きる、などといった単細胞な理屈はありません。

情報が幾層にも重なり合って事象が起きるので、方位1つの情報だけでは何も起きません。
要は稚拙なものをネットで晒しているわけです。

10パーセントは中国伝統風水の理論に沿っているのですが
残り90パーセントは、勝手なこじつけです。

比べてみたらわかりますが、
北枕で検索すれば、同じ北枕なのに、各サイトや自称風水師が色んなことを言いたい放題で、言っていることがバラバラなこともあります。
同じようなことを言っている場合は、真似しているだけのこともあるから、ニセ情報が蔓延します。

パクるとき、少しいじって他とは違う情報をアピールするようなこともするので、
本来の本質からどんどん外れて、
いまのネット・SNS社会の特徴が後押しして、コピペの情報が蔓延して、あたかもそうであるかのような印象を与えるようになってしまっています。

北が良い家もあれば、北が悪い家もある
ごくごく当たり前のことです。

こういうのを気にすると、中国伝統風水において、大切なポイントを外してしまう恐れがあります。いや外します。

それを次に書きます。


北が吉方位・凶方位なのかを判断していない北枕論


そもそも中国伝統風水では、吉の方位や位置に頭を置いて寝る、ということが大切なポイントです。

逆にいうと、凶の方位や位置で寝ることを最も恐れます。

中国伝統風水では、頭を壁面に守ってもらって寝ることが大切なポイントの1つなので、

その原則を守りつつ北枕の有無にこだわると、
(守らない場合は問題外ですが)
寝る位置の範囲が限られてきます。
それにこだわることによって、凶方位で寝ることになってしまったら、、、

これを一番避けたいのに、北枕の有無にこだわることでかえって悪くなることがあるわけです。


風水とは完全に別の知識(磁力が南北に通るとか、頭寒足熱とか)を持ち出す


中国伝統風水とは無関係の
磁力が南北に走っているから、とか
頭寒足熱、とか
を持ち出して、風水的にという演出をしている日本の誤解された風水。

こういった風水とは無関係のことを取り入れるのは、全く悪いとは思いませんが
元々中国伝統風水とは関係ないので
風水として凶をさけて、吉を得る範囲内で組み合わせればいいわけです。

単なる組み合わせ対象でしかないので
中国伝統風水としてのポイントではないわけです。


家の個性を見ていない


過去に何度も書いてきていますが

北枕ということだけで語っているので
家の風水の個性を全く見ないで
どの家でも等しく北枕が云々と言っていることになります。
あーりえません!

風水は家を見るわけです。
家の個性を出してから、どの方位や位置が吉かを見て活用していくのに
そういった診断もないまま、いきなり北枕がどうこうなんてあり得ないわけです。

また、中国伝統風水において、寝る位置は最重要項目です。

このことについて、アバウトな情報を語ることはあり得ないわけです。

なぜなら、寝る位置の移動だけど、人生変わってしまう人もいるからです。
良くなる人もいれば、悪くなる人もいるわけです。

もっと慎重にならなければ、いけないはずなので、私には無責任な情報にしか感じません。


個人差を見ていない


これも何度も書いてきていますが
家の個性だけどなく、その人の個性も見ること度判断できるわけです。

全員に対して、その人の個性も見ずに
北枕と共通したことを言えるようなことはありません。

明らかに目に見える簡単な理屈で、全員に共通のものは確かにあります。

しかし、方位が絡む場合は、そのようなことはないです。


北枕に関係なく、良かった例も悪かった例もたくさんある


これまでも書いてきた風水体験記も
これから書く予定の風水体験記も
北枕がどうこうに関係なく、

良くなった例、悪かった例が沢山あります。

この北枕論を完全無視しても
中国伝統風水は建物で起きている現象を読んで
改善していくことが出来ています。

書いてもキリがないので(半分呆れ気味)
ご興味のある方は他の体験記をご覧いただけましたら幸いです。

なんか今回は批判ばかりしていましたが、
これでもかなり抑えて書いておりまする。。。


では、また🫡


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風水コンサルティング見聞堂
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