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『プロになるには』という質問

「目的は何なのか」
最近Twitterで「どうしたらプロのサッカー選手になれますか」のような質問が来ます。
シンプルに質問をいただくことは嬉しいですし、真摯に答えさせていただいています。
そんな中で思う事は「目的と手段」という事は、やはり大事だという事。
「プロの選手になりたい」が目的であれば、海外という選択もあります。ただ、そもそもなぜプロとしてサッカーをしたいのか?正直なところ、大半のプロ選手もなるときに、そんなことは考えていなかったと思います。「オファーがあったから」「プロでやりたいと思っていたから」ここを突き詰めて質問すると、出てくる答えで多いのは「高いレベルでできるから」答えとしては理解できますが、それでは「無給」でもやりますか?の質問には多分大変の答えがNoになるでしょう。仮に、Yesが多ければ、セミプロやアマチュアの社会人クラブにやらせてくださいという選手が、わんさかあふれているはずです。
海外の一部地域はわかりやすいですが、目的が明確です「家族を養いたいからより高給で」に加えて見えている選択肢も多くないからプロを目指す。シンプルですが目的がはっきりしている分、手段にかける熱量も高いという部分はあるかと思います。

「どうすればプロになれるのか(方法)」
目的といった難しい話は別として、具体的にどうすればプロになれるのか?
方法はいくつかあるかともいます。
①プロクラブのスカウトからオファーをもらう
②プロクラブの下部組織から内部昇格で契約する
③所属しているクラブがJカテゴリに昇格する
④トライアウトなどを受けて認めてもらう
このような感じが一般的かと思います。
①、②はとても分かりやすいですね。③に関しては、現在ちょうど全国社会人サッカーチャンピオンズリーグが行われているように地域リーグや、JFLからくらぶが昇格してJカテゴリの所属になるというもの。これに関しては最近多くのクラブがJ参入を目標に掲げて全国各地で活動しています。そういったクラブに加入して昇格を目指す形。④に関しては、各地でこの時期行われているトライアウトに参加するという事。ただ、これに関してはJクラブのスカウトが参加しているものはほとんどないので、上のトライアウトを参考にしていただければ。
このように、方法はいくつかありますが、すべてに共通しているのは「他人から評価されて認められる」ことが必要という事。いくら自分が「俺はいい選手なんだ」といっても他者が認めなければ、もしくはプロのスカウトが認めなければ、その段階でプロになれる可能性はありません。当たり前ですが、評価というものは他者がくだすもの。ただ、一つ言えるのはどこかには認めてくれるクラブがある可能性は0ではないという事です。ではどうするのか?「プロになりたい」という想いが本物で強ければ挑戦し続けられます。ただ、想いが偽物で弱いものなら簡単に挑戦を辞めるでしょう。一点付け加えさせていただくと、どうしようもない理由で辞めざるを得ないという事があることは理解しています。
まとめると、簡単にプロになれると考えているのであれば、すでにプロになっているはずです。簡単ではない一握りの選手がプロとしてプレーするからファンやお客さんは試合を楽しんで観るという部分は大いにあると思います。体育の授業でやっているサッカーを配信しても多くの方が見るという事はなかなかないのと同じです。
挑戦し続けるという事が、プロとしてプレーできる近道かもしれません。中村憲剛さんも、元日本代表CBの中澤佑二さんも練習生からのスタートです。エンゴロ・カンテ、ジェイミー・バーディは6部リーグ(日本で言えば地域の2部リーグ相当)からのスタートでプロ契約、代表選手となっています。挑戦し続ければ可能性は維持し続けられます。辞めてしまえばそこで可能性は0です。
「どうやったら」と思っている選手の方は、どちらを選びますか?

挑戦し続ける 挑戦を辞める

全ては自分の判断自分の責任
サッカーと同じです。

~サッカーに夢と熱狂を~


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