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格闘技の話

はじめに

 今回はボクの格闘技についてです。そんなに好きなつもりはなかったのですが、これから仕事終わりにも関わらず、グラップリングとMMAのクラスに行きます。そして、初参加する今週末の総合格闘技の大会に向けて心身を調整しています。いま、どんな気持ちで格闘技に向き合っているのか、書いてみたいです。

格闘技歴

 小学4年(9歳)から柔道を始め、公立の中高大と柔道部に所属しました。大学時代に総合格闘技がブームとなり、柔道の寝技練習中に後輩と足関節の真似をしていた事をよく覚えています。就職後はチームを持って指導者になるつもりでしたが、配属先に柔道部がなかったので、選手としてもう少し頑張ってみることにしました。目標としていたローカル大会で自身最高のパフォーマンスを発揮することができ、選手を引退します。
 25歳から15年ほど指導者として活動します。40歳以降は別の人生を歩もうと決めていたこと、病気になったこと、自分のやりたい環境で指導をやり切った気持ちになったことから、指導者も引退します。

再燃

 病気も随分と癒えた2019年秋。思い立って、U市で行われたアマチュア格闘技大会を見学します。とても刺激的なイベントでした。かつての柔道関係者にも会え、格闘技への挑戦が始まります。45歳で始めた総合格闘技ですが、小さな怪我の累積にも耐え、自分なりによく練習しました。
 コロナ禍で試合や練習が難しい中、2021年5月のアマチュア大会への出場が決まりますが、これも直前に流れてしまい、熱く燃えていた気持ちがすっかりなくなってしまいます。環境を変えてみようと、新設の柔術道場へ移籍しますが、失った気持ちは戻って来ませんでした。

 本当に楽しみにしていた大会が直前でキャンセルになり「総合とは縁がないんだろうな」と諦めた感じでいましたが、今こうして振り返れば、練習や試合への考え方が窮屈で、自分の年齢による回復や左膝の怪我との付き合い方の判断が悪く、結果、うまく楽しめておらず長続きできなかったんだと反省しています。

再燃2

 タヒを覚悟していたボクが、一転、生きようと決めた2023年の目標は「鍛」です。よいきっかけになるイベントはないかと探していると2月11日に県の柔道合同練習会の情報が飛び込んできます。早速、お邪魔すると、数年ぶりに再会する人が多数でした。皆、歳を取っており、社会的な役割も変わっていました。かつての仲間との再会が「まだまだ挑戦していたい」「もっと柔道や格闘技を楽しみたい」という気持ちにさせます。
 柔道は近くの大学や高校、町道場で練習させて頂けるとして、格闘技をどこで練習するか、慎重に多方面に相談しました。目標である「鍛」の大きな柱の1つである英語学習が充実できる前述の柔術道場がMMAクラスを開設されており、そちらへ再入会させて頂くことに決めました。

理由

 とてもキツく、単純に痛く、才能の影響(努力も大切)が大きい格闘技を選ぶ理由を考えてみましょう。
 ①単純にかっこいい。
 ②体格や運動能力などの個性を発揮できる。
 ③階級や年齢、経験での区分がある。
 ④異文化異業種の老若男女と交流できる。
 ⑤自分の弱さを知り、謙虚になれる。
 柔道時代からそうでしたが、③と④は痛感しています。古い仲間との再会、新しい仲間との出会い、色々な価値観の人と格闘技を通じて交わることができています。
 老いを重ね、仕事を覚え、色々と勘違いしてくる年齢ですが、高校生にパンチを貰い、大学生に三角締めを極められると、自分のチカラの無さを痛感させられます。接触競技である格闘技は自分の立ち位置を教えてくれます。

まとめ

 4日後に初めてMMA(総合格闘技)の大会へ参加します。練習再開後、わずか1ヶ月で大会参加を許可してくれた柔術アカデミーの先生、練習仲間、対戦相手、大会主催者、いつも応援してくれる家族や友人に心から感謝しています。
 これから、改めて格闘技を細く長く楽しみたいです。その為にはやりすぎないこと、具体的には「また練習に行きたいな」くらいの気持ちでいたいです。そして、躊躇せずに休むことだと思います。ボクが「練習、どうしようかなあ」と呟いたら『休んじゃえ!』って言ってくださいね。

 離れていた期間が上手く働いているのか、自分の中にも寝技や打撃など、まだまだ競技者としての可能性を感じる部分もあります。競技力が少しでも向上するように、先生や仲間と共に付き合っていきたいです。
 このnoteやYouTubeなどで色んなことを話していますが、格闘技を通じて、自分自身はもちろん、多くの人を笑顔に、それぞれの生活を充実させられたら、HAPPYですね!

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