夜中にあいつがやってきた

4月7日 火曜もしくは8日水曜


夜中12時頃に「あいつ」が来た。

ものすごい吐き気と腹痛と寒気と呼吸の苦しさで目が覚めた。
ああ嫌だ。
これは放っておくとだんだん呼吸ができなくなりパニックになって床に倒れる。
誰にもどうすることもできない。孤独な闘いだ。

この病名は「迷走神経反射」というらしい。
自律神経の関係らしい。

この「迷走神経反射」という名前を知るまで、本当に苦しく、1回救急車にも乗ったことがある。夜中に運ばれ、たくさん検査されて、何も原因はなく、医師に冷たい目をされながら整腸剤をもらって15000円払って、早朝タクシーで帰った。最悪だった。

病名と対策と教えてくれた山本ゆりさんのツイートには感謝しかない。

病名を知り、対処法を知ったことであいつが来てもなんとかひどくならず、乗り切ることができるようになった。偏頭痛の「閃輝暗点」も同じだった。名づけること、知ることの力はすごい。

しかしなぜあいつが来たのかは分からなかった。いつも「飲みすぎ・食べ過ぎ」の時に来ていた。だから食べ過ぎ飲みすぎないように注意して生活してきた。
でも今回は酒も飲んでいないし、強いて言えば昼ご飯にうどん天ぷらセットを急いで食べて胃腸に負担がかかったのかもしれないが…
タイミング的に、精神的な不安や気づかないストレスもあるのかもしれない。自分ではほとんど感じていなかったのだが。

どんな病も、ぞっとするほど孤独な闘いだと再確認。
ただこの時代は経験を書き置くことも、ひとの経験を知ることも、場所が分断されていてもつながることも容易なのでよかったなあと思った。

帰り際に受け取ったKAT-TUNのDVDのフォトブックだけ眺めて心を落ち着かせて寝た。

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