見出し画像

ピアノと海と愛欲と

「ピアノレッスン4Kリマスター」を鑑賞。
絵画のような場面が、マイケル・ナイマンのピアノに乗せて展開される。海辺でピアノ演奏する序盤のシーンこそ、この作品の真骨頂である。

後半は愛欲に堕ちる展開で、暴力的でもある。ある程度女性についてわかっても、心底からはわからない。私の偽らざる思いである。余談だが愛の暴力を、性描写なしで描いてみせたのがエミリ・ブロンテの『嵐が丘』だろう。

閑話休題、『ピアノレッスン』が初公開されたころ、私はまだ学生だった。映画が初めて公開されたころに観ていたら、どんな思いが残ったろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?