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変わりゆく日々の思い

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日々の生活の中で見つけた小さな発見、当たり前になっているけど理不尽だなと思うことを書いています。
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自分を変える本

また今日も衝動買いをしてしまった 「自分を変える」本 今日は2冊も買ってしまった 歩き回って疲れたのか エコバッグの中の本が 2リットルのペットボトルくらい 重く感じる 「変わりたい」 今のままでいたくない あと何十年もあると思うと 長い人生 いつ終わるか分からないと思うと こんなダメダメな日常を 繰り返している場合ではない人生 思い切って仕事を辞めて 少しの間好きなことを 思いっきりやってみようと 心に決めていたのに 楽しかったのは1週間だけ 日を増すごとに

いいとこ取りの人が嫌い

僕はいいとこ取りの人が嫌い 人が苦労して作り上げたコトやモノを 絶妙なタイミングで取り上げて 一から自分がやったように 見事なパフォーマンスで 周りを騙す でも要領よく生きてきた人は 知ったかぶりはするけれど どう頑張っても浅い話しかできない 僕たちが苦労して頑張ったコトやモノは 簡単に奪われても 経験とスキルが僕たちの武器として  深く身体に染み渡る それは目に見えない でも最強の武器 大切なモノを奪われた悲しみを 知ることで 他の人の悲しみに寄り添うことが で

歪な形の雪だるま

朝、目を覚ますと 窓の外は大粒の雪が降っていた シャーベットみたいな重そうな雪 大きなため息と同時に カーテンを閉める いつからだろう 雪を見て嬉しいと 思わなくなったのは 今日は休日 もう一度温かい布団の中に潜り込む 目を閉じると また深いため息と 重くのしかかる現実 人の心を踏みにじって 高笑いする人たちと その声に震えながら 声をあげることさえ許されない 暗黙の了解 当たり前のことが  できない人たちが得をして 当たり前のことをするのは 実は大変なことだ

風景だけ切り取れば

この数ヶ月間 自分ではどうすることも出来ない 人生の濁流に飲み込まれて それでも必死に泳いできた 今やっと人生の向こう岸に たどり着いた 頑張って泳いだわりには 思い通りの岸ではなかったけど なんとか辿り着くことができた このたどり着いた岸が 最終地点なのか また流されてしまうのかは まだ誰にも分からない  悪い出来事にも意味があると 人は言うけれど 今の私にはそう思うことができない そんな余裕のない自分を 責めそうになる 「別に思わなくてもいいよ」 責める自分に

この現象って、何なんだろう

今までずっと同じやり方で やっていた作業や物事を 工夫して効率的にしたり 問題を解決するのが 私はちょっとだけ好き だから結果的には 周りの人が喜んでくれる でも私がその工夫を9割くらい 終わらせた頃に スーッとやってきて 少しだけ手伝ってくれた人や 同じグループなのに 見ているだけで  何もしない人が なぜか褒められる 「さすが〇〇さん!」 そして褒められる人も 「うっ、うん」と言って 否定しないで頷く 私は周りの人から嫌われている とかではないけれど この現象は

雨音の夜

午前4時に雨音で目が覚める 微かに聞こえてくる雨音 昼間の雨は気分が下がるけど 夜の雨はなんとなく安心する 屋根から落ちた雨粒が ベランダの何かに当たって トン、トン、トンと 軽快なリズムをつくる 遠くの方から タライのようなものに雨粒が落ちて タラン、タランと ゆっくりしたリズムが聞こえて来る 時々通る車の シャーという水しぶきの音 外の世界は まるでオーケストラのように 色々な音が重なり合って 私にメロディを届けてくれる なんとなく贅沢な時間 このオーケストラ

雲のスキマの青

朝、目が覚めて窓をあける 秋の風が心地いい 空は一面薄いグレーの雲 雲の隙間から少しだけ見える 青の部分 最近の私にチョット似ている ずっと暗い雲に覆われていた心 どうせ未来も暗いままだと思っていた そして嫌な人と嫌な場所から 距離を置いた私 取り戻した穏やかな生活 ガチガチに固まっていた気持ちが 少しずつ溶けてきているのを感じる 時々、あの日々を思い出して 隠れて涙を拭くこともあるけど もうあんな辛い世界を 味わうこともない 雲の隙間の青空 私の心の青空

空と人生の境目

夢を諦める理由なら いくらでもある 自分のせい 周りの誰かのせい 時間がないせい お金がないせい 環境のせい 人生のタイミングのせい そんなことを考えながら 用事を済ませた帰り道 誰も通らない住宅街を 気だるく歩く私  何故だか凄く疲れて 気分も落ち込んでいる ふと空を見上げると 私の真上が青い空と 暗くて重そうな雲の境目 今の私も人生の境目 描いた夢が存在する 青い空に進んで行くのか 今までどうり暗い雲の中で 夢を無かった事にして 雨に打たれ続けるのか どちら

セミからの伝言

目を覚ますと 辛かった過去の記憶がよみがえる 私がもっと頑張っていれば こんな事にはならなかったと どうしても自分を責めてしまう 本当は誰のせいでもなく 運命の流れなのかもしれないのに そんなことを考えていると突然 セミのツクツクボウシが 網戸に止まって鳴き出した ツクツクボーシ ツクツクボーシ 小さい体で大音量 「うるさ過ぎ!」 思わず私は吹き出してしまう 「辛い思考はもう終わり」 なんだかセミが言いに来たみたい 終わってしまった過去は もう、どうすることもで

優しい色の夕陽が目に染みただけ  (心が立ち直るまで)

心の一部が崩れてしまった私 その心を元に戻すため 春から病院に通い出した 病院までの道は街路樹の緑が眩しい 爽やかな景色の中 車を運転していると 何故か思い出す 辛かった日々のこと 私は一番信じていたかった人から たくさん傷つけられていた それでも「まだ大丈夫」と 自分に言い聞かせていくうちに 心の感覚が鈍くなって 本当の自分がわからなくなってしまった そして体の不調 ちょうどその頃出会った人に 病院を勧められた 病院に通えるまで半年待った 長い冬を過ごす間 何度か消

さりげない言葉だけど

最近ついてないことが続いてる ただでさえ人生の大きな問題を 抱えているのに 車のタイヤがパンクし スマホが壊れ お気に入りのマグカップが割れ 車をぶつけていないのに 「ぶつけた」と文句を言われ 仕事でミスをした相手から なぜか逆ギレされた 最初のうちはトラブルが起ても 「きっといいことが起こる前兆」と 自分に言い聞かせることができた でもトラブルが重なるうちに 落ち込みの暗闇に 吸い込まれてしまった それでも無理して動いていたら 体調を崩して寝込んでしまった 色々なこ

「可愛いらしく」って言われても

雑誌に載っていた占いに 書いてあった「もっと可愛らしく」      「可愛らしく」ってどうすればいいの?   可愛い服を着ても自分には    似合わない気がして シンプルな服になってしまうし 可愛い仕草を真似しても ぎこちなくなって 違和感だらけ 困った時に 誰かに助けを求めれば可愛いのかな? でも私には助けてくれる人が 誰もいなくて ずっと1人で解決してきたから  強くなる方法はたくさん知ってる そのかわり人に頼ったり、甘えたり 誰かに助けを求めたり いつの間にか

素直になりたいのにハリネズミになる

知り合ってから少し時間が経って この人、優しい人なんだと感じても もう一人の自分が 「きっとこの人にも裏があるんだ」と 勝手に想像して恐くなる 怖くなるからハリネズミの針のように これ以上近づかないでオーラをかもし出す 長い間信頼していた人から 突然裏切られると 人を信じることが難しくなるんだと 思い知らされた私には いろいろな人から言われた 「世の中にはいい人もたくさんいるよ」 の言葉がどうしても 染み込んでくれない 勇気を出して友達に相談したら いらない情報をたくさ

落ちてしまった希望の種

手のひらにあったはずの希望の種 2つだけ残っていたのに 1つ足元に落ちてしまった いくら足元を探しても 見つけることは出来なかった でも私は諦めない 手のひらに残った1つの種を 未来の花壇に丁寧に埋めて 大切に育てていこう そして種を落とした場所にも いつか芽が出てくるように 信じる力を溶かした水を 毎日たっぷりと与えることにした 「そんなの無駄なことだ」と 周りの人から言われても 私は信じる水をあげ続ける 可能性はゼロじゃないから 今、私の人生は 綺麗な花や草がひ