
東京 増上寺
パワースポット巡りをしていると、時の権力者たちの歴史模様に「そうだったのかー」と思うことが多くあります。もちろん、驚きや悲しみや様々な感情が湧き出てくることもあるんです。でも、いまだったら当たり前なんだとわかってはいるんだけど、なんだか人間のちょっとした気持ちやそのタイミングで歴史が移り変わってきたことを、たった一つのパワースポットで壮大なドラマとして見れるということも、パワースポット巡りの醍醐味なんだなぁとつぶやかずにいられなかったアラフィフです。
東京タワーに訪れる観光客の方たちが、そのついで(失礼)に参拝されることことが多いであろう芝の増上寺。
都営線の大門駅、もしくは浜松町の駅から歩いてくるとまず不思議な場所で門だけが現れる光景に出くわします。
門をくぐっても、両サイドはビルが立ち並びます。
といっても、すぐに大門という言葉に負けないどでかい門が立ちはだかります。
三解脱門
三解脱門とは三つの煩悩「むさぼり、いかり、おろかさ」を解脱する門のこと(増上寺webサイトより)
お寺なので、門をくぐってすぐにふわーっと氣に包まれるようなことはありません。
でもやはり建造物の大きさとどうしても視界に入ってきてしまう東京タワーが普通の感覚でインパクトを感じますね。奈良の東大寺に参拝した時の感覚に近いなぁという感想。
大殿(だいでん)
もともと紀尾井町あたりにあったお寺を、徳川家康がもともとあった芝大神宮を移して、裏鬼門としてこの地に移したとのこと。歴史上の刃傷事件をもとに水戸黄門や忠臣蔵の元ネタとなる逸話のあるお寺。壮大なドラマをいくつも生み出したエネルギースポットといえますね。
今回2度目の参拝をしたときに、ちょうど法要をされていて、木魚を檀家さん含めガンガンならせている状況に
重~いエネルギーを感じることとなりました。
正面に祀られている阿弥陀如来像が強い波動を発せられております。数多い観光客の方たちも、その空気に圧倒されてしまうヘヴィなエネルギーが漂っております。
この重さよりは、軽やかに迎えていただける、
安国殿
家康が守護念持仏として出陣の際も身近に安置していたといわれる「黒本尊」阿弥陀如来が、秘仏として安置されているようです。年3回ほど見られるとのことで、仏女には見逃せない仏様なのではないでしょうか。
ここは中に入ると明るくて、仏様の波動をまぶしく感じられました。
パワースポットです!
ここの中に徳川家の家系図が飾られていて、いろいろなドラマが生まれた源泉となったんだろうなぁと感慨深く眺めていられます。
徳川家家系図
ちょっと手ぶれして見にくくなってしまっておりますが、緑の文字が将軍となっております。これによると三代目家光はひ孫の世代までで断絶、11代目家斉はなんと50人以上の子をもうけたにもかかわらず、孫の世代で断絶。なんとも言えない切ない気持ちにさせる家系図。
うちの母の実家の隣のおうちが14代目です~なんてことを聞いた時はすごいなぁと言葉が出ずにいました。。。
安国殿の右から風車を持つお地蔵さんが並ぶ通りを奥に進むと
徳川将軍家墓所
墓所にある「鋳抜門」は旧国宝で、もと文昭院殿霊廟(六代将軍 徳川家宣公)の宝塔前『中門』であったものです。左右の扉に5個づつの葵紋を配し、両脇には昇り龍・下り龍が鋳抜かれています(青銅製)(増上寺WEBサイトより)
青銅の具合で見にくいですが、門の両脇の龍がいいですね。それにしても全体が青銅ということは壮大な御造りですね。日光東照宮と合わせて参拝し徳川家のドラマを感じてみたい。。。
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