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Switchゲーム発売リストを眺めて『すみっコぐらし』のビジネス戦略に感心する雑文

1.突然ですがクイズです

Q.2020年12月末までに日本国内で発売された、または発売を予定しているNintendo Switch対応ゲームから「ダウンロード専売」「過去発売作のリメイク/リマスター/追加版」を除いたタイトル群の中で、最も多く使われているIP(キャラクター)は何?

A.マリオ(マリオファミリー)

Q2.ではマリオを除くと?

A.すみっコぐらし

 ……と、いうわけでタイトル通りのことを雑多に語って参ります。
 初めにお断りを置いておきますと、ビジネスの専門家でもなんでもないただのゲームとすみっコぐらしが好きな一般人ですのであしからず。

2.クイズ補足&解説

 まず冒頭のクイズですが、発売リストを初めから終わりまで全てカウントしたわけではないのでもし万が一間違っていたら申し訳ございません。おそらく大丈夫なはず……
 まずマリオIP。漏れがなければ以下の10本が現時点までの新規発売タイトルです。

『スーパーマリオ オデッセイ』
『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』
『マリオテニス エース』
『スーパー マリオパーティ』
(『ヨッシークラフトワールド』)
『スーパーマリオメーカー2』
(『ルイージマンション2』)
『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック™ 』
『ペーパーマリオ オリガミキング』
『マリオカート ライブ ホームサーキット』

 ヨッシーとルイージマンションは若干反則な気がしたためファミリーということでかっこ付きにしました。スマブラはメインではないので除外。マリオカートライブは迷いましたがレゴなどと違ってちゃんとSwitch連動ソフトがあるので追加。よしんばこれらを全て除いて7本でも最多は揺るがないはずです。個人的な印象より多く出ている感じでしたね。アクションはあんまりやらないからな……

 対して「すみっコぐらし」。各タイトルの詳細は後でまた触れますが、全部で5本出ております。
 5本は凄いですよ。どのぐらい凄いかというと、ファン悲鳴(発売スパンにプレイが追い付かねぇという意味で)のジュピターさんの『ピクロス S』シリーズを超えるんですよ。ピクロスはタイアップ系の外伝入れるとSシリーズ4本+外伝2本=6本だから逆転するんだけどね。

 今回こんな雑文を書こうと思ったのも、秋以降の発売スケジュールを眺めていて12月の新作に気付き、「すみっコまた出るんかい! もしかして今Switchで一番同シリーズ数の多いサードタイトルなのでは……?」と思って呟きかけたツイートが長くなり過ぎる気がしたためです。

 ちなみにダウンロード専売タイトルを含めた場合の最多はというと、SAT-BOXさんの『机で~』『ボクらの~』シリーズかと思ってたんですが調べてみたらこれほとんどスマホアプリの後発移植かな? 同発タイトルが6作以上無ければひょっとすると上述のピクロスかもしれません。

3.「すみっコぐらし」ちょっと解説

 本題に先駆けて、そもそも「すみっコぐらし」って何よ、という基本部分の解説をちょっとだけ入れます。と言っても自分も単なる「すみっコぐらし好き」の域を出ない、ファンを名乗るには薄い人間であるため、改めて調べた情報を整理するぐらいの感じです。何卒ご了承のほど。

 オフィシャルサイトはこちら。カード画像が出なかったので公式Twitterの最新の固定ツイートも貼っておきます。きっとどこかしらで見かけたことがあるはず。彼らがすみっコです。
 ひとことで言えば、いわゆる「キャラクタービジネス」のために生み出された、それそのものの魅力を売りにする純キャラクターシリーズでありブランドです。

 メーカーは「リラックマ」のサンエックス。近年の国内キャラクター市場のトップ選手の呼び声高く、「日本キャラクター大賞 2019」ではグランプリを受賞しています。
 初出は2012年。同サンエックスの有名どころだと「たれぱんだ」が1998年、「リラックマ」が2003年初出なので、かなり新しいほうのキャラクターですね。ちなみにハローキティさんは1974年だそうです。年季が違うな。

 登場から数年で急成長し、展開グッズもコラボも非常に多く、今では一般の人にもかなり認知が広まっていると思われます。年間売上規模は200億円を超えるそう。昨年公開した映画も話題になりましたね。ネットの一部ではオタ界隈特有の閉鎖的&ネタ先行なあんまり嬉しくないバズり方をしてしまったので、その後ちょっと荒れたりもしておりましたが……

 ヒットの理由はあちこちで色々言われているのですが、個人的には「キャラクター性」かなと思います。純キャラクターにキャラクター性というのも妙な話ですが、ここでは漫画や小説やゲームなど物語性のある作品を褒める際の「キャラクターがいい」の意味で捉えて頂ければと。
 下手に語ると陳腐な形容しか出てこないので、お勧めの言葉としてはとりあえず「見た目可愛いとかそういうのはひとまず置いておいて本(漫画)が面白いから読んでみて」とだけ。
 実は「すみっコぐらし」は他のキャラクター群に比較して「原作」的なものがしっかりはっきりしているブランドで、それが単純に面白いのです。何にでもテクストを求めるタイプな自分はここがツボにハマり、キャラクター・ブランドと言うよりは、出来の良い「作品」としてこのすみっコぐらしを認識しています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00T9M12NE

https://www.amazon.co.jp/dp/B01HO81CXY

 1作目・2作目は漫画メイン。どんな面白さがあるかと言うと実は「笑い」要素が半分を占める、オチのある数コマ~1ページものが多め。完全にひと繋がりというわけではありませんが、ちゃんと時系列の存在する物語にもなっています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07J2HVMKL

 こちらは主にメイン時系列より過去の出来事を描いた絵本。いい歳こいてぼろ泣きするオトナを多数生んだことで有名です。上の2冊を読み終えてから臨むのがお勧め。
 当時のツイートを見たらこういうアホな評価を書き残していました。レイジングループもお勧めだよ。


4.ゲームの「すみっコぐらし」

 本題に入ります。いつもいつも前置きが長いよ!
 登場初期は文具やぬいぐるみを中心に展開していたすみっコぐらしですが、2014年からゲーム界にも進出を開始しました。おそらく一部のゲーム好きにはすみっコぐらしの知名度はそれなりに高いと思われます。なぜなら毎回そこそこ売れて妙に目につくからです。直球。
 下手なマニア向けタイトルより良い数字を出すこともあるため、ゲームには詳しいけど子ども向けキャラクターには詳しくない、という一般的ゲームファンには長年謎の存在であったのではなかろうかと思います。実は自分もゲームで初めてすみっコに触れたクチです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00NFCD79Q

 ゲーム第一弾がこちら。内容としてはキャラクターものらしいコミュニケーション&SLG系のゲームで、可愛さに全力を注いでいます。
 これがいつの間にやら売上20万本、という数字を出し、話題になったらしい痕跡が今もそこここで見られます。
 これを感触良しと見たのか、3DSでは以下の第四弾までシリーズが発売されました。

『すみっコぐらし ここがおちつくんです』(2014/11/20 発売)
『すみっコぐらし おみせはじめるんです』(2015/11/19 発売)
『すみっコぐらし むらをつくるんです』(2016/7/21 発売)
『すみっコぐらし ここ、どこなんです?』(2017/7/20 発売)

 このあたりまでは「ああ人気だなぁ」ぐらいの感想でのほほんと見ていたのですが、2017年のNintendo Switch発売後、書籍の購入などで自分のすみっコ好きが一歩進んだことも重なり、印象が変わりました。
 すみっコぐらしのSwitch向け発売タイトル第一弾がこちらです。

『すみっコぐらし すみっコパークへようこそ』(2017/12/7 発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000001116.html

 3DSの時に展開していた箱庭系SLG+ミニゲームのシリーズとは異なり、すごろく制のパーティゲームとなっています。
 ここからの展開について、いくつかの注目ポイントがあります。

ポイント① 発売日

 2017年はNintendo Switchのローンチ年です。ご存知の通り、Switchは据置前世代機のWii Uの販売不振もあってか、当初サードメーカーは参入に慎重な姿勢を見せていました。とは言っても実情は業界の中の人みぞ知る、なので「と一般には推測されていた」が正確な表現になりますが、大なり小なり確かに様子見傾向はあったかと思われます。携帯専用機路線のほうもどうなるかわからなかったし。

 が、このタイトルは初年のクリスマス月という明らかに狙ったタイミングで発売されました。同年7月に3DSで1タイトルを出している開発リソース事情と合わせて考えても、確実に早期から参入を決めています。ターゲット層的にCSでゲームを展開するなら任天堂機以外はない、という判断があったとしてもなかなかの断行。前評判を覆すスタートダッシュを決めたSwitchは12月の時点で既に成功軌道に乗っていましたから、見事な青田買いと言えるでしょう。
 もちろん早期のタイトル投入には「ゲームは事業全体の一片」という余裕が大いに関係していたはずで、そこは純ゲームメーカーとの大きな差だったかとは思いますが。

ポイント② ジャンル

 先述の通りこちらは「従来シリーズとは異なるパーティゲーム」でした。既に一定の人気を得ているブランドとは言え、成功していた路線を外し、新ハード参入第一弾から別ジャンルのタイトルを出してきたのは意外と言えば意外です。

 しかし実はこの時、ある特殊な背景が生じていました。
 2017年末、くり返しになりますがローンチ年、まだサードタイトルの少ないSwitch市場はほぼ任天堂の『ゼルダBotW』『スプラトゥーン2』『マリオカート 8DX』『マリオ オデッセイ』で支えられている状態でした。定番の超強力なIP群ではありますが、そういえばアレはないな、という状態です。アレです。多人数でわいわい盛り上がる系のアレ。そう。
 2017年の暮れ、Switchには『マリオパーティ』が無かったのです。

 こちらもド定番ながら、他の2017年発売タイトルと並べた時、先に出すべきものではないな、というのは良くわかります。
 そして来るクリスマス&年末、首尾よくSwitchを手に入れたお母さん・お父さんサンタが「うちの子まだ小さいし、マリオカートは早いかも……キャラを動かしてるだけで賑やかで楽しくなる感じのゲームあるかな……マリオパーティは出てないのか……」なんてことを考えた時、小さな子どももプレイできるメジャーなパーティゲームは『すみっコぐらし』ほぼ一択だったのです。いやほんと。これは良く憶えています。
 実際12月だけでパッケージが4万本ほど売れたようです。3DS時代のように既に普及済みの時期に参入したわけでもなく、完全初年でこの数字は上々の成果と言えるでしょう。

 そして翌年にはSwitchタイトル第二弾が発売されます。

『すみっコぐらし あつまれ!すみっコタウン』(2018/10/4 発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000011477.html

 こちらは従来型の箱庭SLG+ミニゲームのタイプ。3DSでの売れ筋路線で出してパーティゲームは買わないソロプレイ層を復帰させた形になります。自分がまさにそれでした。
 タイミングとしてはこの翌日に『スーパー マリオパーティ』が発売されており、もし続けてパーティ系を出していたら確実にそちらへユーザーを取られていたことと思われます。さらに言えば、おそらくユーザー層・箱庭づくりジャンルとして重なる部分があると思われる『牧場物語』『どうぶつの森』シリーズに関しては、この時期まだ全く情報が無い状態でした。インディーで『Stardew Valley』は既にありましたが、小さな子やそのお父さんお母さんが積極的にあれを買うとは思えないので……凄く良くできたタイトルではあるんだけど。

 この「同系メジャータイトルより一手早く発売」という流れ、偶然で片付けてしまえばそこで終わりなのですが、それにしても参入決定・企画・開発の敏速さの賜物であることに間違いはなく、また、特にSwitch発売初期は任天堂から「サードメーカーと連携して発売スケジュールの調整をしている」というアナウンスも公式にされていたことを考えると、実は偶然ではなくはっきり意図された運びであったのかもしれません。

ポイント③ 発売スパンとメディアミックス

 さらに翌年、順調に3作目が発売されました。こちらもSLG型。

『すみっコぐらし 学校生活はじめるんです』(2019/7/18発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000016822.html

 まずお気付きの通り、すみっコぐらしのCSタイトルは3DS時代からずっと発売スパンがとても短いです。年に1度は新作が出ています。もちろんゲーム自体があまり濃い造りではなくキャラクターもずっと同じため、他の新作と違って作り込みにそれほど時間を要さない、という点はかなり大きな要素だと思われますが、にしてもまぁぽんぽんと出ます。
 また、「キャラがずっと同じ」と書きましたが、実はこのすみっコぐらし、他と比べても新キャラクター・新アイテムがどんどん登場するブランドでもあります。

 ここでまた少し解説を挟みますが、すみっコぐらしの商品は基本的に「テーマ」という一括りの舞台に沿って展開されています。おそらくほかのキャラクターブランドや、あるいは長期展開するソシャゲなどでも類似の概念があるのかなと思いますが(非スマホゲーマーのため理解が曖昧)、一定期間、ある「テーマ」に基づくビジュアルや設定が発表され、それを形にしたグッズが発売される、という流れです。

  たとえばこんなのとか、

 こんなのとかがあります。おおよそ2、3か月にひとつのテーマが発表され、それをもとにした商品が展開されます。
 前のほうのテーマは既存キャラ&舞台の着せ替えがメインですが、後のテーマはツイート中にも書いてある通り新キャラクターが登場していますね。またどちらもちょっとした背景ストーリーが付属しています。先述のとおり、すみっコぐらしはかなり物語性の強いブランドなので、こんな感じで新しい舞台・新しいビジュアル・新しいキャラクターが自然に生まれてくるIPになっているのです。

 そしてその性質はゲームにもしっかりと反映されており、たとえばこの2作目には発売3か月前に発表された新キャラクターが早速登場していたりします。

 「Switch1作目にパーティゲームを出した」理由は実はこのあたりにも絡んでくるのではないかと想像してまして、実際のソフトを持っていないので公式動画などからの推測になってしまいますが、1作目はかなり登場キャラクターが絞られている様子なんですよね。既に相当数のサブキャラクターが登場してたにもかかわらず。
 おそらくずっと同じ開発会社で作っているのだろうシリーズとは言え、3DS→Switchではまず解像度から何から仕様ががらりと変わるはずで、流用できない部分も多かったろうと思います。なので、キャラクターやオブジェクトが比較的少なくて済み、かつモーションやシステムの自由度が低いパーティゲームから先に開発しておいて、そこで作ったものを次へ活かしつつ生まれた余裕で新規キャラクターを増やしていく、という流れのために従来シリーズを2作目以降に回したのではないかな、と。
 ガチじゃん……ガチガチじゃん……という衝撃とともに記したあほなツイートが以下。

 そしてこの2019年は3作目どころか4作目まで発売されました。

『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ ゲームであそぼう!絵本の世界』(2019/11/7 発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000023000.html

 こちら、映画公開の前日に発売されています。ガチガチです。
 寄ってきた獲物は絶対に逃がさんというサンエックスさんの気概をひしひしと感じるとともに、「いつ・どこで・何を・どのように・どんな目的で展開するか」という筋の通った短期・中長期おり交ぜた販売戦略が「すみっコぐらし」というブランドに一貫して存在し、そのプランの上でグッズも書籍も映画もゲームも一律に、非常にきっちりと管理されているのだなぁという背景が伝わってきます。
 そして今年もまたクリスマス月に新作パーティゲームの発売予定が。

『すみっコぐらし おへやのすみでたびきぶんすごろく』(2020/12/3 発売)

https://www.amazon.co.jp/dp/B08JCK5MWC


5.そして純ゲーム市場

 このスピード感、○○(特定のゲームメーカー名)に見習わせたい……と思ってしまうゲームシリーズファンの方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ上にも書いたように純ゲームメーカーではないからこそ取っていられるのだろう体制と、
「メディアミックス色の強いIPの展開はスケジュール管理が命」
「(特に子ども向けの)IPビジネスは忘れられる隙を作ってはならない」

 という鉄則の認識の違いから仕方がない部分はあるかなと。

 でも、あえてキャラクターではなくIPと書きましたが、大小の度合いはシリーズによりけりではあるものの、専業ゲーム界でも本来この認識が、それこそ鉄則的により固く必要と感じる事態はままあるように思います。延期続きでアニメ放映にゲームの発売が間に合わなかったような事例とか……シリーズ作品の購買層の平均年齢が上がり続ける問題とか……もっと言うとCS市場の衰退そのものとか。

 たとえばポケモンなどは最たる成功例で、作り込みが~だの技術力が~だのと本編ゲームが出るたびにあれこれ腐されがちですが、アニメやグッズや各種コラボの巨大市場を抱える、キャラクタービジネスにも近いIPとなった以上、優先すべきはまず何よりもスケジュール。そして「知らない世代」を生まないための矢継ぎ早のシリーズ展開。その鉄則を守って今のサイクルがあるわけで、「発売は2年置きにしてもっと完成度上げろ」という批判は現状だとちょっと的外れな気もします。
 いやそもそもゲームから始まったものなんだから、もっとゲームを優先してよ、という気持ちは物凄く理解できるし同意もしたいんですけども。ビジネスってやっぱりそう単純には行かないよねという……

 ポケモンに限らず任天堂はこうしたIPの維持が上手ですよね。ユーザーとしては好きなIP・ゲームシリーズは長く大事に続けていってほしいので、他のメーカーも可能なIPがあれば是非ともキャラクタービジネス界に倣って長寿化に成功してくれると嬉しい。

 世間は次世代ハード対決で賑やかですが、Switchはまだまだマイペースに独特な国内市場を形成していきそうなので、その隅っこで異彩を放つすみっコぐらしのガチなビジネス戦略を今後も見守っていきたいと思います。

 実は先日行きつけの美容院の美容師さん(あまりゲーム詳しくない男性)から
「娘に『どうぶつの森』がやりたいってせがまれてクリスマスプレゼントにSwitchを買ったんですけど、ほかに小学校入る前の小さい子でもできそうなゲームってあるんですかね……?」
と訊ねられたので、
「娘さん『すみっコぐらし』知ってます?」
「あー好きですねー」
「子ども向けのゲームいくつか出てますよ」
「いいかも」
 というまさにサンエックスのマーケティング想定通りだろう流れで勧めてきました。思うツボとはこのことだ。(そしてやっぱり強いあつ森)

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