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自分の中で流行ってること

先日は、フルタ丸講談 vol.2『八百長入門』に出演していただける方々の発表があったり、明後日9月1日(金)は『八百長入門』のチケット最速先行予約が始まる!とのことで、まだまだ暑さが厳しい中でも、冬の入り口にある11月の公演が確実に迫って来ていることを感じます。

そんな中、今、わたしの中で流行っていることは「お稽古中にできなくなることをやる!」です。

まずは、映画を観たり本を読んだり音楽を聴いたりという自ら進んで没入していけることを。
好きなものばかりにならないように、なるべく知らないことや、あまり興味がないことにも首を突っ込んでみるようにします。

それによってとてつもなく豊かな時間を持つとこができるのですが、ある時ふと、日常生活の中での人とのやりとりが一方通行なものになっていることに気がついたんです。

ひとつのことに集中して取り組む為には、そうなることは必然なのかも知れませんが、わたしはまだまだ知りたりことややってみたいことがあるし、一方通行なコミュニケーションを遂行するには人間が未熟なので、現時点ではそれではつまらない、よくないなと思ったんです。

そこで、観たり聴いたりするもの以外に、お稽古が始まるとできなくなることで、自ら手を動かしたり頭も使えて嬉しくなることをやろうと周りを見渡した時に、ふとお料理の本に目が止まりました。
あ!これだ!と思いました。

わたしはおうちご飯がとても好きです。
自分のおうちでも、人のおうちでも、家庭で作られたお料理を食べるのがとても好きです。
人の温もりのあるご飯は、どんなにお金を出しても出に入らない特別な美味しさがあると思っています。
かなしいかな、お稽古が始まると、おうちでゆっくりご飯を食べることは難しくなります。
体調を崩さず本番まで走り切れる身体であるためには、お稽古中の食事はとても大事です。
でも、お稽古が始まると栄養の摂れるすてきなおうちご飯を作る気力はどこかへ行ってしまい、なかなか良いおうちご飯が食べられなくなってしまいます。
だから今こそ!お稽古中でも栄養が摂れてさっぱりとしたお料理をさくっと作れるように練習しておきたいと思ったんです。

お料理本を見ていると、レシピを考案した方が何を大切にしてものづくりをしているかが見えてきます。
作り手によって作業や味付けやこだわるポイントが違くて、その人の哲学がレシピから伝わってきます。
わたしはその中から「いいな」と思うところをもらえるという贅沢な状況にあるので、少しでも自分のものとして身につけます!

今から始めたら、困った時のお助け素敵メニューが身につくはず!
ふぉー!!

ということで、お稽古までの日々は、自分の中の流行りに乗っかり、観たり聴いたり作ったりして細胞分裂よろしく過ごして行きまーす。

篠原 友紀

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