4月にあったあれこれについて
4月24日。
こんばんはです、篠原です。
今、日にちを書いてみて、4月になってまだ1か月もたっていないのかと驚きました。
4月の日々はバラエティに富んでおり、濃厚で刺激的な出来事がたくさんあったので、まるで数カ月がたっているような感覚があったんです。
4月にあったあれこれ。
ざくざくっとここに残してみようと思います。
4月の始め、舞台でご一緒した俳優さん達と焼肉パーティーをしました。
おうち焼肉最高か!
家主の方が作ってくれた締めのチャーハンまでしっかりいただきながら、演劇の話、漫画の話、好きな映画監督の話などたくさんたくさん話していたら、あっという間に深い時間になり、さようなら。
まだまだ話したいことがあるってすごく嬉しいことだなぁと思いながら電車に乗りました。
その数日後、妹のお誕生日をお祝いするために家族が揃いました。
歳の離れた妹は4月の始めに産まれ、あの日から、私にとっての4月は、生まれて初めて確実にお姉ちゃんになった特別な月になりました。
もう一人いる下の妹のお誕生日が3月だったので、一緒にお祝い。
みんなで手巻き寿司を食べてケーキを食べて、2人にプレゼントを渡せて、大好きな妹ににっこにこになってもらえて、ものすごく幸せな時間でした。
4月の真ん中の週末には、以前舞台で共演させていただいた幸田尚子さんが出演される舞台「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」を観に行きました。
御伽噺のような物語が幻想的なダンスと音楽に乗せて進んでいくにつれて、頭の中が強い刺激を受けてぐおんぐおんと音を立てて動くような体験をし、終演後お話の世界観から抜け出すのが難しいくらいに、物語に没入しました。
幸田さんはこの舞台のために産まれた妖精なんじゃないかと思う程にこの舞台に居なくてはならない方としてそこに立ってらして、本当に素晴らしかったです。
その夜は、いつもは客席から見つめている憧れの俳優さん達が集まるお食事会に参加。
おうちでの集まりだったので、大好きな女優さんの手作りのお料理をいただいたり、皆さんが持ち寄った各種美味しいものをいただきながら、日頃聞けないみなさんの面白いお話をひたすら聞けるという贅沢な時間を過ごして来ました。
格好つけないで自然体でいるのに、その人たちが選ぶもの一つひとつはどれをとっても格好良くて、こんなふうに歳を重ねて行きたいなぁと思い、またみなさんへの憧れが強くなりました。
そして、いつか一緒にお芝居ができるようになりたいなと新しい目標が立ちました。
先週の土曜日は笹倉慎介さんというシンガーソングライターの方の弾き語りソロライブに行ってきました。
いつか行きたいと思っていた方のライブにやっと行けました。
笹倉さんはさらりとステージに現れて、少しお話をして、さらりと演奏を始めました。
演奏を始める前に「楽屋で今話してたことなんだけど」って話したことが、つい先日私がこれだ!ってたどり着いたことと全く同じ内容だったので、腰を抜かすかと思うくらいびっくりしました。
演奏が始まり、目の前で今まさに生まれたばかりのギターの音と発せられた歌声がかたまりとなって身体の中に沁み込んだと思うとすぐに消えてなくなっていきました。
生まれた音がこんなにも身体に沁み込んでいく感覚を覚えたのは初めてでした。そして沁み込んだ音は良い意味で余韻を残さずに世の中に紛れて溶けて行ってしまいました。
それは心地良いのにさみしくて、生まれては消えていく音楽の儚さと尊さを強く感じました。
「音楽を始めた頃にやりたいと思っていた表現があったけれど、自分にはできないと思っていたので、避けていた。でも、昨年、ふいにできるかも知れないと思ってやってみたらできて、これこそやりたかった表現だと改めて気が付いたので、これからはこの表現でやっていきます。」というお話をしていました。
その表現は彼にとても合っていると思ったし、実際とても素敵でした。
できるかも知れないことをできないと決めてしまうのは、結局自分自身なのかも知れなくて。
自ら設置してしまったやりたいことをやれなくしているストッパーを外せるのは、そうか、自分しかいないんだなと思いました。
その人が憧れたものへの想いが強ければ、ふとした瞬間にストッパーは外せると思います。
憧れに近づきたいと思う気持ちを強く持ち、真摯に活動を続けることで、その人だけの表現が生まれるのだろうなぁと思いました。
どうしてもやりたいことが目の前にやってくると、ストッパーはなりふり構わず自然と外れていくのかも知れません。
4月には、そういう場面がたくさんあったんです。
篠原 友紀
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フルタ丸講談 vol.3 プレイベント「始まってもいないのに」
日時:2024年5月19日(日)13:00 開演(12:45開場)
会場:RBL CAFE(世田谷区代沢5-32-12)
出演:フルタジュン/真帆/篠原友紀
ゲスト:松尾英太郎
こんなことやります!
■フルタ丸講談のこれまで、そして次回作を語る!
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