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NFCタグにタッチ1秒で勤怠打刻をする話

自己紹介

はじめまして!freeeの古舘と申します。
普段はCorporate ITという情シスのチームでマネージャーをしております。

私は新しいアプリやガジェットを試すのが好きです。
Apple製品についても同様で「iPhoneでコピーしてMacで貼り付け」「Apple WatchでMacにログイン」「AirPodsでiPadとiPhoneの再生切り替え」「iPhoneでApple TVを操作」「ホームアプリにIoT機器を並べてショートカットから起動」「(Apple Watchに)アラーム5分!(タイマーが5分でセットされる)」のようなシームレスな連携体験を出来るところが大変気に入っています。

今日はfreee人事労務のLINE公式アカウントによる勤怠打刻を個人的にハックして便利で快適に使っている話をします。
※NFCタグの利用をfreeeとして推奨するものではございません。ご参考まで。

実例:NFCタグにタッチ1秒で勤怠打刻する(タッチ1秒打刻)

実際に使っているところの動画を撮ってみました。
この動画は16秒あるのですが、最初の3秒で入力は終わっていて処理は勝手に進むので動画のように眺めている必要はないです。
タッチ1秒で退勤しちゃってください!!!

タッチ1秒打刻の流れを文章に起こすと下記のイメージとなります。

  • 入力:

    • iPhoneをNFCタグに近づけると(NFC読込み成功で通知アリ)、

  • 処理:

    • NFCタグに反応してショートカットが起動し、

    • LINE公式アカウントの「freee公式/人事労務」に対して、

    • 「出勤」や「退勤」の固定メッセージを自動送信し、

    • freee人事労務が打刻処理をしてくれて、

  • 出力:

    • iPhoneに打刻記録のLINEメッセージ通知がくる

      • Apple WatchにもLINE通知が来るので最高の体験だ!

登場人物のご紹介

freee人事労務とは

freee人事労務は、税金や社会保険の知識がなくても簡単に使うことができる給与計算ソフトです。面倒で複雑な給与計算にかかるコストを削減できます。
勤怠管理にも対応しており、従業員自身が勤務時間をfreee上で入力できます。入力された内容で、自動で給与額の計算が行われます。

LINEで打刻とは(LINE公式アカウント「freee公式/人事労務」とは)

freeeは 2024年3月に、freee人事労務の勤怠打刻と申請をLINE上で利用できるfreee人事労務 公式アカウント「freee公式/人事労務」のサービスを提供開始しました。これによって、ブラウザやfreee人事労務のアプリを開くことなく、自身のスマートフォンで利用しているLINEのトークルーム上で場所と時間を選ばずに勤怠申請を行うことが可能になっています。

NFCタグとは

NFC(Near Field Communication)タグは、スマートフォンや他の対応デバイスと近距離で通信するための小型の電子チップです。数センチ以内の距離で通信が行われるため、安全かつ迅速なデータ交換が可能です。NFCタグは電池を必要とせず、対応デバイスからの電波で動作します。また、Amazonなどで10枚1500円程度で購入できる安価なものがあり、個人でも気軽に利用できます。
※商品の参考リンクを貼りましたが、こちらはfreeeとして購入を推奨する製品という意味ではございません。ご参考まで。

iPhoneのショートカット機能とは

iPhoneのショートカット機能は、日常のタスクを自動化し、効率を向上させるための強力なツールです。ショートカットアプリを使用すると、複数のステップをまとめて1つのタップで実行できるワークフローを作成できます。例えば、朝のルーチンを設定しておけば、目覚ましが鳴った後に天気予報を確認し、カレンダーの予定を読み上げ、リマインダーを表示する一連の動作を自動で実行させることができます。

iOS13以上を搭載したiPhone7以降の機種であれば利用できます。
ショートカットはiOSに標準でインストールされていますが、もしアンインストールしてしまった場合はリンク先から改めてインストールしてください。

タッチ1秒打刻の初期設定やりかた

0.freee人事労務を使い始める

今回はfreee人事労務で従業員の勤怠管理が出来る状態となっていることを前提としますが、ここでは初期設定の手順は割愛させていただきます。下記のウェブサイトからご確認、もしくはお問合せください。

1. LINE公式アカウント「freee公式/人事労務」と連携する

iPhoneで下記のリンクを読み込んでお友達になってください!

「freee公式/人事労務」(https://lin.ee/EQcLhmm

2.ショートカットを作成する

iPhoneで下記のリンクを読み込めば簡単にショートカットを追加できます。

ショートカット「出勤」
https://www.icloud.com/shortcuts/a00b0d7ae2104239aa23fde66ccd5ef8
ショートカット「退勤」
https://www.icloud.com/shortcuts/b731c68c26cd4727bf48f1c4781561c4

自分でショートカットを作りたい場合は下記を参考にどうぞ。
※操作画面のキャプチャは割愛させていただきます

  • LINEでfreee人事労務に何でも良いのでメッセージを送信する

    • これをやっておけば後で選択するときに楽になるのでやっておく。おまじない。

  • ショートカット.appを起動

  • 右上の「+」ボタン

  • 「アクションを追加」

  • 「アプリ」 > 「LINE」

  • 「メッセージを送信」から「freee 公式/人事労務」のアイコンを選択

  • 一番上の「メッセージを送信」をタップしてメニューを開き、名称変更で「出勤」と入力

    • アイコンもカスタマイズできるので好きにしてください

  • 「” メッセージ ”を freee 公式/人事労務 に送信」の「メッセージ」をタップ、「出勤」と入力

  • 「” 出勤 ”を freee 公式/人事労務 に送信」の「>」をタップしてメニューを開き、「実行時に表示」をオフにする

  • 右上の「完了」

  • すべてのショートカットの1つ目に「メッセージを送信」が出来た

    • これをタップすれば、LINEで「freee 公式/人事労務」に「出勤」メッセージが送信される

    • ショートカットでは「実行時に表示」をオフにしているので画面には何も表示されません。

  • 同様に「退勤」も作成する

    • 「休憩開始」「休憩終了」も出来そうだけど、私は試してない

3.オートメーションでNFCタグ検出からショートカット起動の設定する

ここだけは楽な方法がないです。あとで楽をするために全力で設定してください!

  • ショートカット.appを起動

ショートカット.appを起動
  • 下メニューの「オートメーション」を選択

オートメーションを選択
  • 新規の場合は「新規オートメーション」、過去に作成したことある場合は右上の「+」ボタン

「新規オートメーション」
過去に作成したことある場合は右上「+」ボタン
  • 「NFC」を選択

「NFC」
  • 「スキャン」からNFCタグをスキャンする

NFCタグを「スキャン」
「スキャンの準備ができました」と表示されるのでここで実際にNFCタグをスキャンしてください
ここで実際にNFCタグをスキャンしてください
  • NFCタグの名前を「出勤」にしておくと統一感が出て分かりやすいです

NFCタグの名前を「出勤」にする
  • 「すぐに実行」>「実行時に通知」をオンにする

    • これをオンにすればNFCタグの読み込み成功時に通知が来て分かりやすい

「すぐに実行」>「実行時に通知」をオンにする
  • 先ほど作った「出勤」のショートカットを選択

「出勤」ショートカットを選択
  • 「出勤」オートメーションが出来た。

NFC「出勤」が検出されたとき、ショートカット「出勤」が起動
  • 同様に「退勤」も作成しましょう

    • 「休憩開始」「休憩終了」も出来そうだけど、私は試してないです

4.NFCタグを好きなところに貼る

NFCタグを好きなところに貼ってください。iPhoneでタッチしやすいところがオススメです。※アルミなど金属に貼ると読み取れないのでご注意!

私は理想ドリブンで出社して、🍣で退勤します

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私たちfreeeの社員は、日々自社のプロダクトを積極的に活用し、その利便性を実感しています。今回ご紹介したiPhoneのショートカット機能とNFCタグを組み合わせた勤怠打刻の方法は、私たち自身が現場で実践し、その有効性を確認したものです。これにより、毎日の打刻作業が簡単かつ迅速に行えるようになり、従業員の負担を大幅に軽減しています。

このように、全社でプロダクトの価値向上を目指し、実際に活用することで、お客様に対しても自信を持ってご提案できるようになっています。freee人事労務が提供するソリューションは、私たち自身がその価値を実証することで、より多くの企業様に役立つことを確信しています。

ぜひ、今回の方法を参考にして、freee人事労務の利便性を実感してください。そして、他の業務や日常生活にも応用し、より効率的な業務環境を作り上げていきましょう。私たちはこれからも皆様の業務をサポートし、スマートな働き方を推進してまいります。

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