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「書く」ということ

はてなブログに書いたものの転記の記事です。

 最近すごくはてなブログがあって良かったなあと思っている。というのも、ここ以外ではうまく文章が書けないからだ。

 追って整理してゆこう。私は4年前に心理占星学の講座を受講し始めた。生きづらさをなんとかしたいと思った、、んだと思うんだけども、もしかしたら「特別な人になれるかもしれない」と思って受講したのかもしれない。まぁ、とにかく今の自分はダメだなと思って受講し始めた。

 で、3年間はどっぷり講座に浸かっていたら、自分の文章を書けなくなっていた。それに気づいたのが4年目の今年だった。

 自分の文章が書けないということを経験した人がどれぐらいいるだろう。もしかしたら今の時代は多いかもしれない。読まれる文章、売れる文章、共感される文章などなど、文章の書き方の講座やらセミナー、書籍も信じられないぐらいある。

 どうせ書くなら読まれるものを書きたい、そう思う人もいるだろうし、今はオンラインの色々もたくさんあるので、興味を持ってもらう入り口として読まれる文章を書きたいというのもあるだろう。さまざまな動機があると思うが、「読まれる文章」に注力すればするほど、自分の思いや書きたいものが遠のく。私はまさにそれだった。

 ブログを前に、書きたいことが書けない日々。そんな数年を過ごして思ったのは、あんなに楽しかった「書く」という行為が苦痛に変わっているということに、できれば気づかずに(知らないことにして)いたかった。でも、現実にはあんなに湯水のように溢れ出てきてた思いや考えが、ブログを前にするとまとまらず、実際に記事量も増えていないのだ。認めるほかなかった。

 で、そんな時でも書けたのがはてなブログだ。はてなブログだけは私の聖域だった。ここは自分の好きなことを書くと決めている。そう決めているのがとても良かったのだと思う。「売れよう」とか「読まれよう」とか「共感されよう」とか考えていない。ただ、私のために書いているのだ。

「読まれないのになんで書くの?」そう言われて、一時期ははてなブログからも遠ざかった。でも、あそこで手放さなかった自分を褒めよう。

 私は私のために書く。それ以上もそれ以下もない。書くのに理由もいらない。だって、好きに理由がいらないように、私は書くのが好きだから。

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