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相続登記やってみた その1


相続登記を自分でやってみようかと

母が今年の3月に亡くなる。
実家の土地が父母に共有になってたので相続が発生することに。そしたら、今年の4月から相続登記の義務化がされたとあちこちで見かける。3年以内に登記しないと罰則もあるらしい。👇

登記の専門家司法書士に頼むことも考えたのですが、我が家は誰も知合いに司法書士がいない。もっとも、市役所だ、社会保険事務所だ、お寺だとあれこれ手続きして勢いがついていたのと、仕事で全く知らない社会保険の手続きをやらされてなんとかやってたし、なんとかなるかなということで、自分でやってみることにしました。
最近、あちこちで歩いてふざけたことやってる記事が少ないのは、この関係で出歩けなかったことが影響してます。

登記自分でやって良いの?

不動産登記って結構な金額の物の権利関係を確定させる行為。誰かが急に俺の土地だとか言い出しても、登記してあればその人の持ち物だと言えるわけです。基本自分の財産は自分で守る訳なので自分でやらなければならない。
しかし間違いがあるといけない。なので、専門家に頼んだ方が間違いがないのは当然。もっとも、土地が借金のカタで抵当に入ってて闇金ウ◯ジマ君みたいな人が家に押しかけてたり、うちの土地に誰か勝手に家建ててずっと住んでる、親族間で揉めて相続人の1人が湖から足だけ出してた、とかの状況じゃなければ自分でやって問題はない。
あと、自分は仕事柄書類読んで事務手続することに慣れてること、大学で法律勉強してたこと、手続きする法務局がすぐ行ける場所にあったことも大きいです。やってみて思ったのは、事務仕事してる人なら大抵できるんじゃないかというのが感想ですが、心配な人は司法書士とか専門家に頼んだ方が良いと思います。
結果的に、土日を使って1ヶ月程で作成できました。うちの場合は必要な書類を姉や妻が役所で取って来てくれたのも大きいです。全部自分で取りに行ったり、手続き法務局が遠いと平日休まないといけない日が出るかもです。

まずは手続きを確認

法務省のホームページを見ると、登記の状況ごとに手引きが掲載されてます。👇

うちは、法律の相続割合ではなく、基本、母の分は全部父親で良い、と、家族全員が合意してたので遺産分割協議編が該当する。
何が必要になるかが全部書いてあります。
・登記申請書
・亡くなった人の生まれてから死ぬまでの戸籍
・亡くなった人の住民票除票
・遺産分割協議書
・遺産分割協議で財産を相続した人の戸籍と印鑑登録証明書
・登記手数料の収入印紙
なるほど、これを揃えれば良いんだな。
そして、どうやって事務を進めて行くのか手順も書いてくれてます。

相続人を確定する

誰が相続するのか決まらないと相続できない。そりゃそうだ。
例えば親に隠し子があると、その隠し子に相続権があるわけです。それを確認するのが亡くなった人の出生から死亡までの戸籍だとか。
この手続きがこれまでは大変だと有名でした。知り合いからもあちこち親が引っ越してるとそれぞれの役所で申請する必要があるので出向かないといけないので腹立つ、と、聞いていたのです。
ところが、最近のDXのおかげでしょうね。今は一箇所で全て対応してもらえます!今年の3月から「広域交付」という制度ができたおかげです!これはありがたかった。結構うちの親引っ越ししてるのね、と、実際のものを見て驚く。これ、それぞれ取りに行けって…。葬儀やらなんやらであれこれ忙しい時期にブチギレるわ、と、思いました。
そして、まさか隠し子いないよな、と、ドキドキしながら見るも、どうやって見ると隠し子が見つかるのかよくわからない。ので、窓口の人に、これって隠し子とかいるとどうなるんですか?と、聞くと戸籍から離脱した知らない人がいなければ大丈夫です、とのこと。これで母は私と姉以外に子供がいないと判明して安堵しました。
と、なると相続人は父、姉、私で確定です。

次へつづく

ちなみに自分もあちこち引っ越しており、本籍を結婚時点の住所地にしたままでしたが、自分が死ぬと子どもに迷惑かかるので慌てて現住所に変更しました。これで子どもも困ることはないでしょう。笑。長くなってきましたので、つづく。


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