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古宮城整備活動第10回が開催されました!!

古宮城の11年目第10回整備活動が開催されました!
(コロナで1回開催中止有り。)
新城市中心部は気温が28度近く。直射日光を浴びていると汗が出る陽気でしたが、標高600mの作手地域は22度と作業するにはちょうど良い感じでした。
なんだかんだで市外、県外の方々も多くお見えになり、コロナ前の20名程度での実施となりました。

久々にお会いする顔も多くうれしい限り

草刈機をお持ちの方による班とそうでない班に別れての作業。
草刈機の方々は、主に見学者が訪れる曲輪部分の笹を刈り倒す。
持っていない方々は、見学者が歩くルート部分の枯れ枝、倒木等を城の見学に邪魔にならない場所へ移動させ、見学しやすくするという作業。

藪を刈り払うと城の新たな一面が見えるのが堪らない。
枯れ枝除去作業により自分達が歩きやすくなるのが堪らない。

あっという間の1時間半。

木立で作業してる方が隠れて上手く撮影できない。笑。
伐採木を土塁に立て掛けて見易さと歩き易さを

活動参加の常連さん達ともなると、「ここって昔とても歩けなかったよね。」

藪に隠れていた勝手橋が。木が腐って恐怖。

とか、
「あれ?ここってこんなに見通せたっけ?」

新城有教館高校作手校舎が見えるではないか!

など、笹で、木立で、倒木で障害だらけだった頃の風景との違いを感じ、感慨深げに呟くのでした。
作業に熱中して徹底的に見易さを追求してしまう方々も。城好きによる作業なので、流石見所がわかっている。

大堀切の土橋から西郭がこんなに見通せます!!

やはり藪がなくなることで堀の深さが実感できるようになるのは、作業しているからこその醍醐味。これは整備活動参加者だけの特権かと。

ビフォー
アフター

終わった後の懇親会も楽しみの一つ。
年に一度、久々に会うメンバーでの会話は、普段、近場に城や歴史のことを語っても誰にも理解されない中、溜まったストレスを発散する貴重な場。この場では、歴史トークを思う存分繰り広げても、誰も否定しません。むしろ、歓迎されます。細かすぎて誰もわからないと思う話に誰かが食いついて、普通に話ができてしまう。そんな夢のような場所なのです。

自己紹介込みなので新しい方でもお気軽に

古宮城には年間1万5千〜2万人の方が来訪されているようです。(コロナ前)
作手歴史民俗資料館の荻野さんによれば、近年は古宮城の貴重さをよく理解された来訪者が増え、リピーターもいるとか。最近はコロナの影響も小さくなり、再び遠方からの来訪者も増えているそうです。

今年の整備活動には、豊橋から単独初参加の方もお見えだったり、地元側でも新しい世代が登場したりと、活動に幅が広がっています。
記念すべき第10回。
地域と地域外の関係人口による活動はまだまだ続いていきます。
また、来年も10月に行う予定です。ご興味のある方はお気軽にご参加ください。

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