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「ねえね」との別れが寂しかったあなたへ 3月30日

ママの実家での4泊5日の小旅行を終えて、お家に帰ってきました。

小旅行ではママのあなたのいとこになる「にーに」にも会いました。

あなたより年下ですが、あなたは「にーに」と呼んでいます。

男の子は何歳でも「にーに」だし、女の子は何歳でも「ねーね」です。

その「にーに」がなかなか激しく、あなたは一度顔をぶたれました。

それ以来、あなたは怖がって、嫌がって、逃げていました。

でも、気になるからそーっと見ては、近寄ってきたら「パパだっこー」とせがんできました。

他の子との関係の中で自分の気持ちが揺らいでいるあなたを見て、「いいぞいいぞ」と思っていたパパでした。

まだ、保育園にも通っていないあなたですから、こういう機会はなかなかないものね。

そうやって、他者との関係の中で「自分」というものを確かに大きくしていく過程を成長と呼ぶのでしょう。

たくさん触れ合い、たくさん不安定になりながら、たくさん成長してほしいと強く願っていたパパでした。

それはそうと、ママのママ、つまり「ばーば」ですが、その「ばーば」は「おばあちゃん」であることが嫌なようで、あなたたち孫には「ねえね」と呼ばせています。

だから、あなたも「ねえね」といつも呼んでいます。

「ねえね」はあなたにとっても優しく、明るく接してくれるので、あなたも大好きです。

今日はお昼を一緒に食べ、そこでバイバイして帰路につきましたが、その際のあなたの寂しそうな顔、泣き方はなかなかのものでした。

チャイルドシートにも座ろうとせず、大きな声で泣きわめきながら、鼻水をたらしてどうにもならない時間がしばらく続きました。

「ねえね、ぶっぶーー!!」

数えきれないほど、そう言って泣いているあなたでした。

ママとパパはどうしようもなく、困り果てたと同時に、あなたが「寂しい」「悲しい」「もっと一緒にいたい」という思いを持てていることに成長を感じてもいました。

「もっと一緒にいたいけどいられない」

「別れたくないけど、別れなければならない」

そういうことってこれから先の人生でたくさん訪れるます。

友達かもしれないし、家族かもしれない。

先輩や後輩かもしれないし、大切な恋人かもしれない。

そういう、「別れ」に向き合い、次の「出会い」に向かって歩を進められるようになってください。

今回の「ねえね」との別れがあったから、次の「出会い」があるんだものね。

あなたのこれから先の人生にどんな「出会い」と「別れ」があるのでしょうか。

それがあなたの人生のキャンバスにどんな色をつけてくれるのでしょうか。

あなただけのキャンバスにあなただけの素敵な色が一つずつ塗られ、あなたの人生があなたの納得いくものになりますように。

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