YouTuberになって1年経った。
去年の7月からYouTubeを始めた。
週1ペースで投稿を続けて1年以上になる。
内容は主に資格試験の勉強記録。現時点では漢検1級と準1級、そして宅建。
合格した試験については勉強法などについても投稿している。
10代後半から30代後半の現在にかけて、ブログ、mixi、Twitter(現在のX)、Instagramなど様々な媒体に手を出してきたが、まさかYouTubeを始めることになるとは思わなかった。
文章や写真だったらすぐに書いたり撮ったりして投稿できるが、動画となると少し敷居が高い。
きっかけは、週3勤務から週2勤務になったことだった。(現在はまた週3勤務に戻っている)
私は夫の扶養に入っている。元々は9時16時の週3日でシフトに入っていたが、会社都合で勤務時間を8時17時にしてほしいと言われた。しかしその勤務時間で今までどおり週3日入ると、扶養から外れてしまう可能性がある。だから週2日のみの勤務形態になった。
契約書の「週休5日」の文言を見て感慨深い気持ちになった。
私は外に出て働くことに強いストレスを感じる。結婚前は一人暮らしをしていたこともあり、週5日のフルタイムで働いていた。必要があれば残業もした。正社員の仕事は頑張って6年続けたが、退職後はバイトや派遣の仕事を転々とする生活だった。
しかしストレスから心身ともに調子を崩すことが多く、結婚を機に夫の扶養に入れてもらった。夫には本当に感謝である。
週3勤務でも十分ゆとりのある生活だったが、さらに1日勤務日数が減るということで、何か新しいことを始めたくなった。
自身の稼ぎは減るのでお金のかかる趣味はダメ。どうしようか考えを巡らせていたところ、夫からこんな言葉をかけられた。
「時間あるならYouTubeでもやってみたら?」
おそらく夫は軽い気持ちで冗談めかして言ったのだと思う。しかし私はYouTuberになることについて真剣に検討を始めた。YouTubeやGoogleで検索をかけ、YouTubeの始め方や動画編集の方法、サムネイルの作り方などについて情報収集をした。
その結果、どうやら私にもできそうだという結論に達した。
凝った動画を作る必要はないし、ものすごい人気者になりたいわけでもない。
ただ趣味の一つとしてやるだけなら、普段使っているiPhoneと無料の編集アプリだけですぐにでも始められそうだ。
すぐに始めることにした。
何についての動画を作るか、それについてはあまり悩まなかった。当時は漢検1級の勉強を始めたばかりだったので、勉強の進捗状況を動画で報告するというスタイルにしようと決めた。
漢検1級の勉強範囲は膨大で、昔から勉強が得意だった私でも気持ちが挫けそうになっていた。動画の形で不特定多数の人に勉強進捗を報告することで、自分にプレッシャーをかけようと思ったのだ。
早速動画を撮り始めた。
顔出しは抵抗があるので、首から下だけが映るような角度でiPhoneを机の片隅にセットする。
他の方々の勉強vlogをいくつか見たところ、自身は喋らずにBGMとテロップのみという構成が多かった。カフェ勉強や通勤風景などの動画も織り交ぜて、全体的にオシャレに仕上げているものが人気であることも分かった。
しかし私はカフェには滅多に行かないし、勉強は独り言を発しながら自宅の机で行うことが多い。自分で喋ったほうがテロップ入れの手間が省けそうなので、ひたすら喋ることに決めた。BGMも面倒なので無し。
とりあえず撮り始めてみたものの、なかなか上手くいかない。緊張して上手く喋れない。すぐに噛んだり詰まったりする。
人前で喋るのがそもそも得意ではない。プレゼンなどの経験もほぼ無いのだから出来ないのは当たり前だ。
でもよく考えてみたら、ライブ配信をするわけではない。最初から最後まで通しで撮影する必要はない。ということで、上手く話せたところまででカメラを止めて、短い動画を何本も繋ぎ合わせて動画を作ることにした。
1年以上経った現在も基本的にはこのスタイルだ。仕上がりが5分程度の動画でも、5本から10本の動画を繋ぎ合わせて作っている。
マイクについては最初はiPhoneの本体のマイクを使っていたのだが、音源から離れているので音が小さく雑音も入りやすかった。編集アプリを使って音量を上げても、雑音の音まで大きくなってしまうので全体的に聞き取りにくい。
初期の動画の何本かは上記の状態だ。聞いていて不快に感じる部分があると思う。
途中からiPhoneのイヤホンマイクを使い始めて今のスタイルになった。
Amazonなどで専用のマイクを購入しようかと調べたこともある。でも、中途半端な値段のマイクを買うくらいならiPhoneのイヤホンマイクで充分だという意見を見て、買うのは辞めた。
なにしろ私には大した稼ぎがないので余計なお金はかけられない。そのお金は問題集や受験料にまわしたほうが有意義だと思った。
動画の撮影から編集までの流れは、何度か小さな改善を重ねて下記のような流れに落ちついた。
① imovieで、動画を繋げる&音量上げる
② inshotで細かい編集
・フィルタをBRIGHTに設定して画面を明るくする。
・音量を最大値まで上げる
・空白や「ええと」など余計な部分のカット
・テロップ入れ
・オープニングとエンディングを付ける
③ Phontoでサムネイル作成
音量は①②の2つのアプリで上げる。
編集はinshotだけでも充分なのだが、音量のためだけにimovieを経由させている。
慣れるまでは試行錯誤しながらなので、一つ動画を作るのに2〜3日かかっていた。
いまは通常の5分程度の動画なら、1時間半くらいで撮影・編集・アップロードまで出来るようになった。
YouTubeをいつまで続けるかは分からないが、勉強を続ける限りはネタ切れになることはない。
細く長く続けていけたらいいなと思う。
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