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冬木の芽
【チェンマイ俳句毎日】2024年1月23日
傷心の窓に寄り添ふ冬木の芽
待ち合わせの時間より早く着いて、オープンしたばかりのカフェの窓際の席でぼんやりと庭を眺めていたら、少し遅れて友人が来た。久しぶりに会った彼女は、ずいぶん痩せて顔色が悪い。無責任な相手との恋愛で悩んでいるらしく、話をしているうちに泣き出してしまった。本来は利発で太陽みたいに明るい彼女がすっかり元気を失くしているのを見るのが辛かったし、話を聞いてあげることしかできないのがもどかしかったが、きっと時間が解決してくれるはずだ。
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