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春の海

【チェンマイ俳句毎日】2024年5月2日

春の海まどろみさめぬ団子虫


友人と4歳の息子さんと一緒に公園に行った時のこと。小さな手で団子虫を拾って、これから飼うんだと張り切っている。ところが、ビニール袋から出したり入れたりしているうちに、コロコロ転がってどこかにいってしまった。

そういえば、団子虫って季語だったかな? と、ネットで調べてみたら、季語ではないけれど、三葉虫の子孫だと説明している記事があった。確かに姿は似ているかも。
ということで、上の句を詠んだ。海が懐かしい団子虫は、もしかしたら海の夢をみているのかもしれない.…

ところが、もう少し専門的な情報によれば、三葉虫とは全然違う生物だということで、冒頭の句は残念ながら却下となった。〈 春の土拾うたダンゴムシ落とす〉だと説明的だしなあ…。
あ、でも、団子虫も人間も、もともとは海から生まれているのだから、そのままでいいかな。もう少しだけ日本の春の余韻に浸っていたい。まどろみさめないのは、私かもしれないな。




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