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FGOの水着イベントで図書館司書が思わず笑ってしまった書籍ネタと友人から聞いた「ブルーブック」に関する不思議な話

こんばんは、古河なつみです。
通勤中は読書かアプリゲームをすることが多いのですが、最近はサプライズな構成での実装が話題となった『Fate/Grand Order』の水着イベントをコツコツと進めています。その中でXXオルタさん(以後、愛称の「えっちゃん」とお呼びします)のサブストーリーで図書館司書的にくすっと笑ってしまったネタがありました。

えっちゃんがとあるショッピングモールの書店を訪れた時の様子に触れているサブストーリーなのですが、彼女が手に取る本のパロディタイトルが面白かったので、いくつか元ネタ本と思われるものと一緒に紹介していきます。



『ヴィランは言ったもん勝ちが9割』

→色々な方が似たタイトルの本を出しているのですが、内容を考えると『人は話し方が9割』が元ネタかしら?と思っています。


『金持ちヴィラン 素寒貧ヒロイン』

→これはズバリ『金持ち父さん 貧乏父さん』の事だろうなぁ、と思って書影を探しに行ったら、もう下の画像のような「改訂版」が流通のメインになっていて、ゆるかわなイラスト表紙だった旧版は古書店さんのみで取り扱っているようで驚きました。


『最強ヴィランの666の習慣』

→これは候補となる書籍が多すぎてはっきりと一冊を挙げられなかったのですが……「習慣系」というのは一つのジャンルとして定着してきましたね。反面、どんどんやるべきことの数が多くなっているのをきっちりえっちゃんが突っ込んでいたのが可愛かったです。


『水着を着ればすべてうまくいく』

→「すべてうまくいく」は自己啓発だけでなくスピリチュアル系でもよく使われるキーワードなので、えっちゃんのリアクションがないために完全な特定ができなかったのが残念です。今回は語感が近かった『「すぐやる人」になれば仕事はすべてうまくいく』をチョイスしました。


『バズりたければダメ犬を飼いなさい』

→これは健康本にある「~したければ~しなさい」構文のパロディかな、と思いました。さりげなくSNSの闇に対する皮肉が効いていますね……! 今回は似た語感で、一時期テレビで話題になったお掃除本を紹介します。


『敵が全滅するお片づけの魔術』

→キラキラのタイトルが物騒なタイトルに……と一番笑ってしまったパロディです。もちろんこれはこんまりさん、こと近藤麻理恵さんのベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』のことだと思います。


『経験値ゼロのギャルが1年で魔力偏差値を上げて大英帝国最強最悪名門魔術学院に現役合格した話』

→こちらも超有名な本が元ネタかと思います。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』がまさかこんな異世界転生もののタイトルみたいになってしまうとは……こちらも思わずうふふと笑ってしまったパロディでした。


他にも何冊かえっちゃんが手に取っていたのですが、いくつも候補の本がありすぎて絞り切れなかったために割愛します。えっちゃん、書店に来てくれてありがとう……!!の気持ちでいっぱいでした。あのサブストーリーは後半のシリアスな部分も含めてとても楽しかったです!

そして話題が変わるのですが、スターレイルの考察でもお世話になっている友人のAomiyoさんの推しの一人が若モリアーティさんらしく、色々とトラオムの終盤で出てきた事を調べていたらFGO内でも謎の人物となっている「ブルーブック」の元ネタらしきものを見つけたと教えてもらいました。

「ブルーブック」の元ネタ?と思われる記載のあった本

この本の50ページ目から記載されている「18番格納庫のUFO」という項目に「エリア51」にあるとされていた宇宙人の存在を検証・分析する組織の名前が「ブルーブック計画(プロジェクト・ブルーブック)」と呼ばれていたと記述があります。彼らは宇宙人の解剖を行った、という都市伝説のようなことが語り継がれているそうです。……どこかで聞いた事があるようなワードが続くなか、特に気になっているのが宇宙人を解剖したという時に飛来して回収された宇宙船が9機あったとされていることです。現在FGOで判明している異星の神や使徒の皆さんの人数を合算してもまだ「9」には足りないので、奏章ⅢとⅣのムーンキャンサーとおそらくフォーリナーのお話の時にまた新しい敵対者が現れるのかしら……きのこ先生は一体どうやって「ブルーブック」の要素を料理されているのかしら……などとAomiyoさんと話し込んでしまいました。

ちなみに、この書籍は2022年に発売されているのですが、実はコンパクト版という再版にあたります。最初に発行されたものは2015年に発売されており、他の項目にも何だかFGO的に気になる記述がたくさんあるような……? FGOの今までの要素の元ネタを調べたり、これからを考察するのにもかなり役立つ一冊でした♪

今回は以上となります。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
それでは、またの夜に。

古河なつみ

まずはお近くの図書館や本屋さんをぐるっと回ってみてください。あなたが本と出会える機会を得る事が私のなによりの喜びであり、活動のサポートです。