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2023/11/27

「プルーストを読む生活」(著:柿内正午)を読むようになってから、自由に本を選ぶことができるようになった気がする。これまでは図書館とか本屋に行っても、仕事に必要なものとか、今知っておきたいものに焦点があたりがちだったけれど、柿内さんが本の中であらゆるジャンルの本をたのしそうに選んでいるのを読んで、もっと感覚に任せて本を選ぶようになった。
いつ役立つのかもわからないし、仕事にも生活にも必要のないものかもしれないけれど、今の自分にとって惹かれるものを、最近は読んでいる。

面白いなあと読み始めたのは、島田 裕巳さんが書いた「宗教の地政学」。現代に至るまでさまざまな宗教が広がってきたけれど、それらを地理という視点で見ていく本。内容紹介だけで興味そそられる。

宗教は、なぜ全世界に広がっていったのでしょうか。
その理由、原因はどこにあるのでしょうか。
宗教は、どういった手立てを講じることによって
信者を増やしていったのでしょうか。
本書で取り上げようとするのは、まさにそうした問題です。
それを地理ということと結びつけて考えていきたいと思います。
信仰は個人のこころのなかに宿るものではありますが、その個人が置かれた地理的な環境ということが極めて重要な意味を持ちます。
異なる地域に生まれれば、それぞれの地域で支配的な宗教の影響を受け、個人の信仰もそのなかで確立されていくことになるからです。

「宗教の地政学」著者:島田 裕巳
https://shinsho.mdn.co.jp/books/3222903009/

宗教は「おそれ」をどう扱っているのかによって分かれていると思っていて、世界が終わることへの恐れとか、社会の崩壊に対する恐れ、死への恐れみたいなものから救われる、あるいは克服することを説いている。
おそれが信仰になるパターン(日本の神道みたいな?)もあるし、生きていく上で抱く「おそれ」に対しての指南のようなものが宗教だという認識だった。

まだ全部は読めていないのだけど、宗教は世界宗教と民族宗教に分けられることも初めて知ったし、キリスト教とユダヤ教の関係についても改めて説明してくれていて、日常の中にあるけれどあまり深くは知ろうとしなかった宗教について学べて面白い。

雨が降ってから異様に眠気が増してきたので、この日記が支離滅裂になっていないか心配。
読みづらかったらごめんね。
おやすみなさい。

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