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暮らしを言葉にすること

秋も徐々に深まることを、冷たくなってきた風と、弱々しくなった陽の光が教えてくれる。少し前まで暑さでうっとうしかった夜も、今ではうっすらと寒さを感じる時間になった。夜の散歩を終えて帰ってくるころには、ちょうどよいねむけも覚めてしまう。

夜に散歩をしているといろいろな風景を見ることができる。
月に照らされて鈍く光を反射する田んぼ。街灯に群がる虫の集会。雲の合間から一生懸命光を届けようとしてくれるお月様。きらきらと光る主張がはげしかったり、よわかったりするお星様たち。
こうやって見える風景を言葉にしていくのが、子どものころからの楽しみのひとつだ。

暮らしの中にあるものを言葉で表現する方法は、本が教えてくれた。
父から誕生日プレゼントにと小説をもらったことで、僕の世界に対する見え方は変わった。
今まで歩いて過ぎていくだけでしかなかった風景が、言葉で表現していくことですごく特別なものでここにしかないものなんじゃいかと思えるようになった。よく自然を見ると、気温や湿度、風の強弱、自分の精神状態で見え方が違ってくる。昨日見て思い浮かんだ表現と、まったく違う表現が今日思いつくこともある。

言葉で何気ないことを表現することで、世界をいつもとは違った目で見ることができる。めんどうくさいかもしれないけれど、気分を落ち着かせたい時にはおすすめだ。

#コラム

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94年生まれ。関西人。広報フリーランス/ミライ企業プロジェクト関西事務局コーディネーター/World Seed理事/Torch-Guide代表。所属する団体とは関係ないことを書きます。Twitterはこちら→https://twitter.com/furuedes

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