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2024/5/31

昨夜は帰り道に雨に降られて、傘を持っていってなかったので上着を傘がわりにして体を丸めて帰っていた。田舎の夜だったので出くわす人もいなくて助かった。誰かと対面していたらめちゃくちゃ怪しかったかもしれない。

ここ最近の不調とか、落ち込みとかは昨日のカレーとか本とかご飯とかであらかた吹き飛んだ感じがあってよかった。
お酒を飲んだ翌日特有の気だるさだけはある。

夢の中でiDeCoをスーツを着た男の人に勧められていて、生活、と思った。

仕事。終わってすぐに、読書のイベントへ向かう。

初めて行く場所で、行くまでに迷って、着いたらとてもいい場所でじっくり本を読んだ。
コーヒーとチープケーキが頼めて、ぜひとお願いした。読書にはチーズケーキがぴったり。

「利他・ケア・傷の倫理学――「私」を生き直すための哲学」を読み終える。

無意識の奥深くに押し込まれた傷が、他者の傷に触れた時に「ケア」から「利他」の行為へと変わっていく。その中で自らの傷が「ケア」されるということが書かれていて、おもしろ!と終始なった本だった。前作の「世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学」もとても読みたい。

もう一冊、「現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号」(版:書肆侃侃房)も読む。

BRUTUSに影響されて買った短歌の入門?味わいたくて買った。
現代短歌というだけあって、現代生活の風景と感情が浮かび上がってくるような作品たち。この前歌集を買った伊藤紺さんの歌も入っていて嬉しい。
五・七・五・七・七の字数制限の中に感情と、情景を込めるという感嘆と、文章の連なりではない、歌としての連なりが生み出す余韻みたいなものを感じでたのしい。

総じてとても楽しい時間で、本読むのやっぱりたのしいねとなって、そのままの勢いでいつも行くバーに寄ってクラフトビールを飲む。美味しい。

晩ごはんに何か食べて帰ろうと思ったけど目当てのお店はいっぱいそうだったので諦めて帰宅する。

電車の中で昨日読んだ「読書の日記: 皮算用/ストレッチ/屋上」のことを思う。

俺は何かを諦めるみたいなことをしたことはあるんだろうか、届かなかったこと、諦められたことはあっても、自ら諦めたこと、諦めるしかないほどにこれしかないと感じたことはあるのかよ、みたいな熱があって、僕はこんなことを感じる人間なんだなと客観的に見る自分もいて板挟みだった。

思うことはさまざまあれど、何はともあれ今日記として読んでいる本がなく、ピンチ。
読書の日記の過去作を読もうか。売っているんだろうか。迷う。書いたい本が多すぎる。

今日がnoteに投稿する日記の最終日だったはずなのに、しすがなインターネットへの移行が全然終わっていなくて計画性のなさに絶望する。


noteには気が向いたらいろいろ投稿することにする。たのしみ。

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