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2023/12/19

「この本を読んでいる時、この本の全てを肯定しているわけではない」
「プルーストを読む生活」を読んでいる時、こんなふうなこと(記憶が朧げすぎて該当ページが探せなかった…)が書いてあって思わず頷いた。
書店で、Amazonで、図書館で、あらゆるものを経由して僕は本を選んでいるわけだけど、読んでいると筆者の言いたいことに共感してうんうんとなることもあれば、思考の深さや視点の広さに脱帽することもあるし、思想が強いことに対して辟易することもある。本を読んでいるからといって、そのものに対して肯定も追従もする気はない、ただ本から知識をもらい、自分の中で対話をし、たのしむ。それが読書の悦びだと思う。

定期検診とお掃除で歯医者へ行った。
歯科衛生士さんに歯のお掃除をしてもらっている時、考え事が捗る。
他の病院であれば診察の時間はあまり長くはないし、長い時間がかかる時は大抵良くない時なので緊張して他のことを考える余裕はないけれど、歯の掃除の時は掃除に集中しても空虚なので他のことを考えてる。左の歯を念入りにしてもらっているから、左は汚れているのかとか
考えたくない。
昨日読んだ本についてとか、仕事のこととか、生活のことを考えていると、あっという間に掃除が終わる。虫歯がないことに安堵して、親知らずがあるから次回抜きますね〜というお知らせで絶望して情緒がすごい。新年一発目のイベントが親知らず抜歯になりそうで慄いている。

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