見出し画像

ガチ恋客とバレンタイン

週末ですね。みなさんはいかがお過ごしですか?
私は半身浴をしながらnoteを書いてます。
最近スマホでnoteを書くことに限界を感じています(気づくの遅い)


さて先日のバレンタインデー(厳密には2月13日)のことを書こうと思う。


この日は例のガチ恋客(自称:日本男児)が来店する予定。


事前にこのようなLINEが送られてきていた。


解読するのが面倒だったので、私はこの文章をGoogle翻訳にかけてみた。
選択した言語はおじさん構文→日本語だ。

すると結果はこう。



「バレンタインデーなのでチョコレートがほしいです。一緒に食べれたら嬉しいです。」


うむ、なるほど。

いや最初から日本語で言ってくれない!?

真意のとこがわかってしまったので用意しますよ。
これでチョコを用意しなかったらどれだけめんどくさいことになるか。


そうと決まればチョコ作り。


材料を揃えたら完成までおよそ5分とかからなかった。
味見もいっさいなし。
味見に関してはセブン&アイ・ホールディングス(3382)の商品開発部の方々が嫌というほどしてくれているだろうから。


さあチョコを持って出勤だ。


男児、来店


仕事終わりの男児が来店


男児「いや~疲れた。もう脳が働かないよ。甘いものを欲してる」



この期に及んでまだ直球を投げてこない。はっきり言えチョコがほしいと。
落ち損ないのフォークボールのような気持ち悪い表現に嫌気が差しながらもこの攻防に終止符を打つため私は切り出した。



私「甘いものといえばさ、明日バレンタインだよね?」



男児「えっ?あ、あぁ…そういえばそんなのあったね!」



おい!

あんたの頭の中はバレンタイン一色だろ!

2週間前くらいから!



この時の男児は、心理学において「人間が嘘をつくときにする仕草」のすべてを同時に行っていたように思う。それくらい嘘くさいリアクションだった。



男児「もしかしてチョコがあったりして…」


はい。

用意させてもらいました。

セブン&アイ・ホールディングス(3382)の
カカオ香るとろける生チョコ~DAISOのラッピングギフトを添えて~


を。


私「はいどうぞ」


男児「マジか~。何このサプライズ~。まいったな~」


とにかく嬉しそう。

どうやって作ったかを聞かれたのでYoutubeで見よう見まねで作ったことにした。


私「味は保証できないけど」


男児「いいよ。帰ってじっくり味わうね。さっき中華食べてきて今お腹いっぱいだから」


ここで食べないんかい。甘いもの食べてゆっくりしたい言うてたがな。
まあいいや。


チョコの受け渡しが終わり一仕事終えたと思った矢先のことだった。



男児「バレンタインが来ると元恋人を思い出すんだよね…」



男児が急に語り出したのだ。

この話を聞く前に、以前男児から送られてきたこのLINEを見てほしい。


ここに記してある一番美味しいチョコをくれた元恋人の話をし始めたのだ。
これが意外と興味深かった。


男児の大恋愛

ここからは男児から聞いた話を書いていく。

さかのぼること4年前。
男児と元恋人の出会いは中国エステ。
男児は逆ナンされたと言っていたが客引きのことで間違いないと思う。


歳は30歳で写真を見せてもらったがかわいらしい人だった。
国籍は中国人。


男児は初回のマッサージでとても気に入り頻繁に通うように。
やがて男児は店外デートに誘いだすことに成功。
そして付き合うようになった。


彼女は衝動買いが激しくてデートの度にプレゼントを買わされた。
結婚の話にはとても乗り気だったらしい。
ここまで半年くらいと言ってた。


そして別れの時は突然訪れた。


中国にいる彼女のお母さんが病気になってしまったのだ。
今すぐ帰国しなきゃいけない、お母さんのことが落ち着いたらすぐ日本に戻ってくる。彼女はそう言った。
しかし彼女には帰国するためのお金がないという。


男児は彼女に50万円を渡した。
彼女は涙を流してお礼を言った。
そして彼女は中国に旅立った。


彼女から「中国に着いた」という連絡を最後に連絡は途絶えた。


男児は言った。

きっと彼女は中国のお母さんの面倒を見ていて大変なんだと。
そしてコロナウイルスが流行しだして帰ってこれなくなったんだと。


やられたね。


やられてるよねこれ完全に。私も散々男に騙されてるから人のこと言えないけど。
てかいまだに信じてるのがすごい。



最近の若者の言葉でいうと「エモい」ってやつ?なんかエモいよねこの話。使い方合ってるかな。


そんな感じで色恋営業には気をつけましょう!という形で本日のところは締めさせていただきます。
どうもありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?