2020年に入ってから、「ことば」の危うさについて考えることが増えた。 某大統領の「アメリカファースト」を(たぶん)発端とし、某都知事候補が「都民ファースト」と謳い当選。キャッチーなフレーズやコピー、造語が、認知度と支持率を上げている。 要は、ウケの良いことば選びがうまいだけで、大衆はことばの短絡的な意味の上で踊っている。 遡ると2011年東北大震災以降、専門家の発する、事実を正確に表すようなことばが、大衆から拒絶されてきたような所感がある。COVID-19に関する初期