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映画 | マッドマックス

ひっさびさにマッドマックスを観返していました。

こんなに低予算感満載だったけかなと思いつつ…
しっかりとした個性の登場人物たち、激しいカー・アクション。
劇中に登場する車、バイクから発せられる様々なエキゾーストノイズや破壊音に興奮しっぱなし。

エキゾーストノイズの魅せ方、色々ありましてー
暴走シーンでは「ドルルン、ドルルン、ドルン、ボボボボー」(わたくしのイメージ)と悪辣な犯罪者ナイトライダーのおバカなセリフの数々、それをアシストするとんでもない女性の囃し立て方のコンボが、外から安全なところから一方的な暴力を振るい続ける感じが腹立たしい!

それを追う警察官、これまたどうしようもない倫理観のなさ、だらしなさ、下卑たにやけ顔、それに加えて追跡能力もなく、追跡中に色んなものへ当たりまくり、壊しまくり、その音と壊し方の何と派手なことか。これ安全ってなぁに?(・´з`・)って感じ、大変なことになったんじゃないかと、観ているわたしもどっと冷や汗をかかされる暴虐シーンの数々。

そこへ登場する只者ではない感満載の主人公マックス(メル・ギブソンさん)。こちらもおっかしい、危ない、倫理観ってなぁに、容赦?、何だそれ(無~)とゆー…、やばい警官。先回りして真正面から暴走車突っ込む(相手よける)、逃げる暴走車、それを静かに追いかけるパトカー。時々後ろからガンガンぶつけて煽る煽る、恐怖で涙ぐむナイトライダー(どうした最初のキャラ設定どこいった?!)、「もうだめだ…」でハンドル操作誤って自滅。

このあと最初のバイオレンスはどこへやら、マックスの自宅でのご様子と仕事場での差が違いすぎましてまたびっくり。狙撃中のスコープでカップルのイチャイチャをのぞき見し、追跡中にあちこちぶつけ、壊し、何ら罪の呵責とか感じない警察官とどうみても危ない犯罪者しかいない、ろくでもない世界・社会なのだとあれだけ匂わしておいてー…。ゆったり、のんびりとー、やさしくて美しい妻と、可愛らしく愛らしいちっちゃな息子ちゃんと、幸せ感いっぱい漂うお家でのマックス。

これを交互に、不穏な空気感を漂わせ、漂わせ、でもちょいちょいしあわせシーン(静か、のんびり)と、どうみても危ない、怖い、犯罪者グループの暴れシーン、エキゾーストノイズや破壊音を「ドサッと」渡されまして、結局ずっと(怖い)(ほっこり)(怖い)(なにこのイチャイチャ)(怖っ、怒り、怖っっ、泣、・・・、怒っ!)っと

終始感情の落差を感じさせつづけられました。


約90分でこんなに疲れるのかと、久々に観たマッドマックスは、とても新鮮な体験となりました。観返しですけど、新鮮。

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