映画 | 関心領域
本作も観たかった一作「関心領域」を観てきました。
観ていてどんどん気分が悪くなっていく、クライマックスのころにはもう唾棄したくなるほどで、これほどまで最悪な気持ちになるって想像していなかった。
冒頭、映像も音もなかなか出なくて(えぇ、これは初めて体験するかも、設備故障かな?!)と落ち着かない気持ちとなってきたころに音が表れてきて、それからぱっと涼やかでほんわかするような画がやっと出る。
ほっとした後の展開が真綿で首を締められていくように、ちょっとづつ違和感、嫌な気持ちを積み重ねていく、ある場面では急に衝撃の展開や表現があってなんだかずっと緊張と緩和を、じわりじわりと沁み込ませるような感じはこれまでに体験したことのないものでした。
すご~く、嫌な気持ちになりましたが映画館で体験できてよかった。あの環境、特に音に参ってしまいました。ジョナサン・グレイザー監督、知らなかったなぁ。
A24は凄い。
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