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葉室麟ー女性作家、だと思ってた

奥さんに何かお勧めの本、紹介して欲しいとお願いし、貸していただた本がこちら「螢草(著者:葉室麟)」。

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こちらの作品を読む前に奥さんと長男が「面白い」っと教えてくれた作品、あったのですが私はその作品、作家の方ー、残念ながらあわなくて……。しばらく前から貸してもらっていたのですが、やっと読んでみました。

時代劇小説ですが想像していたより葉室さんの文体はやわらかで、時代劇ではありますが登場人物たちも何というか、親近感を抱かせてくれるエンターテイメントな作品でした。

ハッピーエンドで終わるだろうなぁ、っということが想像に難くない展開ー。だけど、主人公奈々の真っ直ぐで、健気で、清らかな心持ち。奉公先の一家は暖かい家庭でほっこりさせていただけるエピソードの数々だったり、旦那様、奥方様がまた素晴らしい方々でー。こんな絵に描いたような良きご家庭、あるわけないやろーっとやや、斜に構えて読み進めていたりしましたが、奥方様の佐知がもう、とっても優しい方なので(このひと好きー)っと。

奈々はとっても大らかで朗らかな女性で、またとてもいい娘さんなので色々と大変な出来事が起こってしまうのですが(頑張れ、頑張れ)っと、いつのまにやら没入して読み進めていて、楽しい読書体験でしたー。


葉室麟さんの文体はとてもやさしく、柔らかな印象を受けたのでてっきり女性作家さんだと思い込んでいたのですが、男性作家なのですね。近影をみていたらとてもやさし気な感じの方でした。

他の作品も読んでみたいなー。

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