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間抜けじゃないぞ

「ザ・ピーナッツバター・ファルコン(原題:The Peanut Butter Falcon)」を観ていました。

持って生まれたハンディキャップ、何かにつけて人よりも上手くできない、たとえ何もなくたって自身の気持ち次第だから何てことなくて、いくらでも人生楽しむことができるんだぞ、ということを明るく、ユーモアを交えつつ、時に真面目に観せてくれて朗らかな気持ちになりました。

大雑把なストーリーはざっくりこんな感じ。

老人保護施設で暮らしているダウン症の青年ザックはプロレスラーになることを夢見ていて、大好きなレスラーが運営するレスラー養成学校への入学しようと、施設を脱走します。施設を脱走したあと、事件を起こして逃亡中の漁師タイラーとたまたま知り合い、二人は一緒に旅をすることに。旅の目的地はザックが憧れるレスラー養成学校。

レスラー養成学校への旅路で色んなことを体験したり、事件が起こったり、というロードムービーです。

旅を初めてから少したったあと、ザックがさみしそうにタイラーへ施設でスタッフから「間抜け」と呼ばれていたことを話すシーン。タイラーはその施設のスタッフのことをいくつかザックへ質問し、逆にそのスタッフのほうがダメな人だっ、っと不器用に励ますところはグッときました。

プロレスラーに本気で憧れているザックが実はものすごい怪力の持ち主であることを知り、ザックからトレーニングして欲しいと請われてそれを快諾。色んなトレーニングをザックのために考え出して二人で楽しみながらトレーニングしたり、互いを励ましあって徐々に絆を深めていくところなどが男同士の友情をひしひしと感じられ、清々しい気持ちになります。

ザックもタイラーとも、お金はないし、車はないし、何なら衣服すらほとんどないのにDIYしたり、手づかみで魚を獲ったり、その場で調達したありあわせのものなどで何とかしたり、二人一緒に何かしているだけでも本当に楽しそうにしていて、観ている私も何だか楽しくなってしまいました。


楽しいだけではなくて、その見方や考え方、態度ってそれはおかしいぞ、っと気づかせてくれるタイラーのセリフがあって、そのシーンが私は一番好き。

今宵もいい体験をすることができました。

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